日銀総括検証、政策効果や目標未達要因など3項目が柱=関係筋

9月21日の結果発表に注目

ロイター

 

9月2日、日銀が検討中のマイナス金利付き量的・質的金融緩和(QQE)政策の「総括検証」では、成果の評価と2%物価目標未達の分析、マイナス金利導入後の評価と副作用のチェックの3点が大きな柱になる見通しだ。写真は都内で3月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

 

 [東京 2日 ロイター] - 日銀が検討中のマイナス金利付き量的・質的金融緩和(QQE)政策の「総括検証」では、成果の評価と2%物価目標未達の分析、マイナス金利導入後の評価と副作用のチェックの3点が大きな柱になる見通しだ。その中で、国内金利の利回り曲線が想定よりも平坦化した点に関するメカニズムの解明と効果と副作用に関する分析結果が、大きな部分を占めそうだ。

 複数の関係筋がロイターの取材に答えた。それによると、1)過去3年半の景気・物価・株価・為替などへの影響を点検、2)物価が目標の2%に到達していない背景を分析、3)マイナス金利導入後の大幅な金利低下のメカニズムと効果と副作用の分析──が主な内容となる方向だ。

 中でも、マイナス金利導入後にマイナス圏へと突入した10年最長期国債利回り

 ロイターとのインタビューの中で、桜井真審議委員は、マイナス金利導入によるイールドカーブ平坦化について「住宅投資が増えるなど実体経済への効果も出ている」が、「金融機関の収益などに影響があり、さまざまな意見があるのは承知している」「イールドカーブが予想を超えて下がったのは事実である。それによって効果はあったが、いろいろなコストも出てきた。それも踏まえて今後の政策の組み合わせを考えて行きたい」と強調した。

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