来週はミニ金融相場?優良株を速攻で押し目買い

「四季報秋号」片手に占ってみた

古庄 英一

 来週の物色は「人の行く裏に道あり花の山」の格言に従いたい。つまり市場アナリストが、米国利上げの有無や日銀の総括的な検証の中身と追加緩和の具体策について示唆した内容は“参考”程度で十分。これに左右されてメガバンクや地銀、保険、不動産、リースなど金融関連株に向かうのは避けたほうがよいだろう。

 というのは、日銀の政策決定が出るのは21日正午から午後1時前後。この日は“ミニ金融相場”となって金融・不動産株は大引けまでどう転ぶかまったく読めない。

 翌22日は秋分の日。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果をNY市場が織り込むのは23日の寄り付きだ。この日の値動きも上か下かの両極端で荒い値動きとなるだろう。個人投資家が金融関連を物色するタイミングとしては、リスクが大きすぎる。その翌週26日以降に相場が落ち着きを取り戻すまでは様子見が無難だろう。

 一方、外需系の為替敏感株については果敢にトライしてもよいのではないだろうか。そのためにはシミュレーションが不可欠で、為替が円高円安のどちらに振れても対応できるように備えておくことだ。1銘柄ごとに円安時と円高時の「売りレンジ」と「買いレンジ」を合計4パターン定めておくのだ。

 そのとき参考になるのが3週間前からこれまでの、個別株ごとの値動き(日足チャート)だ。9月上旬に1ドル=103円台が続いたことで日経平均終値は1万7000円台を3日連続(9月5~7日)でつけた。このときの好反発のおかげで日経平均は6月下旬のブレグジット以降、下値を切り上げる形となった。

同じ為替敏感株でも値動きに違い

 今週は為替が円高に戻ったことで外需系の為替敏感株は二つのパターンに分かれた。一つはそれまでの上げ幅を帳消しにした銘柄、もう一つは半値押しで踏みとどまっている銘柄だ。

 このうち半値押し銘柄であれば、21日の日米金融政策で円安に振れた場合、好反発を期待して速攻の押し目買いをしたい。逆に円高に振れた場合は、上げ幅を帳消しにした銘柄はさらに下押す可能性が高く、あらかじめ下値メドを探っておいて小すくいするのがよいだろう。

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