クリントン大統領誕生で矛先が向かうのはこの銘柄

ちょっとフライング?

藤本 誠之
接戦の米大統領選でクリントン大統領の誕生となればインフラ投資関連銘柄に物色の矛先が向かう可能性大(写真はヤマシンフィルタの建機用フィルタ、撮影:梅谷秀司)

 まいど、相場の福の神こと藤本です。株式相場で勝つには、「半歩先読み」が重要です。

 現地時間で明日11月8日(火)に注目の米国大統領選挙の投票が行われます。11月9日(水)には、よほどのことがなければ米国の新しい大統領が決定することになります。

 民主党のクリントン候補と共和党のトランプ候補の戦いが、混戦のまま大詰めを迎えています。先週、NY市場の株価は軟調となり、S&P500指数は36年ぶりの9日連続安を記録。NYダウ、ナスダック指数も7日連続安となりました。これは、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官が10月28日にクリントン候補のメール問題に関して再捜査することを発表。トランプ大統領誕生の可能性が高まったからでしょう。いわゆる、トランプリスクによって、リスクオフとなったのです。

 しかし、FBIは11月6日(日)にクリントン候補のメール問題を再捜査した結果、訴追を求めないとするこれまでの結論に変わりはないことを明らかにしました。これによって、クリントン大統領誕生の可能性が高まったようです。

 クリントン大統領が誕生した場合、クリーンエネルギー関連の銘柄が買われる可能性が大きそうです。さらに5年間で2750億ドル(約28兆円)の社会インフラ整備を主張していますので、インフラ整備関連銘柄も買われる可能性大といえそうです。一方、トランプ大統領が誕生した場合、いったんは世界的にリスクオフの動きが強まり、円高・株安となる可能性も忘れてはならないでしょう。

 今回は、相場の福の神が特選した、クリーンエネルギー、インフラ投資に関連する銘柄を「クリントン大統領誕生で買うべき!?銘柄」として、三つ紹介いたしましょう。

ヤマシンフィルタ(6240、東証1部)

 横浜市中区桜木町に本社がある建設機械用のフィルタ製造大手企業です。建設機械は、油圧シャベル、ブルドーザー、ダンプなど土木や建設作業に使われる機械です。建機を動かしているのは油圧です。油圧で動かすには大量の油が必要ですが、建設機械が稼働すれば、油は徐々に汚れてきます。この汚れを取り除くのがフィルタです。人体でいえば「腎臓」の役割を担っています。

 ヤマシンフィルタは、この建設機械用フィルタで、世界シェア約7割のグローバル・ニッチ・トップ企業です。

■注目ポイント
 米国のインフラ投資が活発化すれば、建設機械の需要や稼働時間が増加することになり、建設機械用フィルタで世界シェア約7割の同社には大きな追い風となるでしょう。

■株式データ
株価650円
単元株数 100株
予想PER(連)15.85倍
実績PBR(連)1.3倍
予想配当利回り 1.54%
時価総額 約79億円

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