米株は横ばい圏、ハイテク株下落を金融株買いが相殺

ダウは21ドル高の1万8868ドル

ロイター
11月14日、米国株式市場は横ばい圏で引けた。ハイテク株が下げた一方、金融株などの買いが相場を支えた。ニューヨーク証券取引所で10日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は横ばい圏で引けた。ハイテク株が下げた一方、金融株などの買いが相場を支えた。

主要3指数はダウ工業株30種が過去最高値で引けたが、S&P総合500種とナスダック総合指数は小幅安となった。こうした方向感に乏しい展開についてジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルシーニ氏は、大統領選後の相場急伸から一息ついている状態だとの見方を示した。

セクター別に見ると、ハイテク株<.SPLRCT>は依然として下げ圧力にさらされ、この日は1.7%下落した。投資家が金融、工業、エネルギーといったトランプ次期大統領の政策で恩恵を受けるとみられる分野により多くの資金を振り向けているのが背景。アップルは2.5%安でナスダック総合とS&P総合500種を圧迫した。

これに対して金融株<.SPSY>は2.3%上昇。バンク・オブ・アメリカが5.6%高、JPモルガンが3.7%高などとセクターを押し上げた。

フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア株式調査アナリスト、キム・フォレスト氏は、ハイテク株のバリュエーションは近年ずっと押し上げられてきたため、投資家は比較的割安で金利上昇もプラスに働きそうな銀行など他のセクターに資金を移しつつあると指摘。

センター・アセット・マネジメントのジェームズ・アベート最高投資責任者は「経済成長がより均質的になり、裾野も広がっていくようなら、ハイテクなどの高バリュエーションの銘柄から低バリュエーションでより景気循環に連動する企業に物色対象が移行する流れが続くかもしれない」と述べた。

自動車部品メーカーでコネクテッドカー技術を有するハーマン・インターナショナル・インダストリーズは25.2%上昇。サムスン電子<005930.KS>が80億ドルで買収することで合意した。

騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が1.01対1、ナスダックが1.44対1でいずれも上げが優勢だった。

米取引所の合計出来高は約100億株で、過去20営業日平均の77億株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 18868.69 +21.03 +0.11 18876.77 18934.0 18815.75 <.DJI>

5

前営業日終値 18847.66

ナスダック総合 5218.40 -18.72 -0.36 5246.33 5247.17 5192.05 <.IXIC>

前営業日終値 5237.11

S&P総合500種 2164.20 -0.25 -0.01 2165.64 2171.36 2156.08 <.SPX>

前営業日終値 2164.45

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