関連銘柄に注目!自動運転のZMP、ついに上場へ

上がった銘柄、下がった銘柄

会社四季報オンライン編集部
(撮影:尾形文繁)

 上場観測が何度も流れたZMPが12月19日に東京証券取引所に上場することが承認された。上場市場は東証マザーズを予定している。

 有価証券届出書提出時における想定発行価格760円で算出すると、上場時の時価総額は約320億円。公募による調達額(オーバーアロットメントによる売り出しに関連する第三者割当増資は含まず)は26.6億円にのぼる見込みで、調達資金は自動運転技術の向上につながるセンサーやカメラ、ソフトウエアの研究開発、人材獲得などに充当する計画だ。

 ZMPの現在のメーン事業は、完全自動走行システムを目指す関連技術を活用した自動運転の実験用車両や、自動運転の実験用センサー。このほか、実車の実験走行を通じて各種情報を収集する実験代行サービス、自動運転技術の実験車両のカスタマイズサービス、荷物の運搬に使う台車に追従モードを搭載した物流支援ロボット「キャリロ」なども展開している。自動車メーカーや自動車部品メーカー、大学など研究機関が主な顧客だ。

 また、自動運転技術を活用した旅客運送事業の実現を目指すディー・エヌ・エー(2432)との合弁会社ロボットタクシーや、ドローンによる事業展開を行うソニーモバイルコミュニケーションズとの合弁会社エアロセンスなど、業務提携や合弁会社の設立も積極的に行っている。

 今16年12月期の会社見通し(単体)は、売上高が前期比37.7%増となる9.76億円、営業損失1.7億円(前期は同0.8億円)、経常損失1.8億円(同0.5億円)、当期純損失は3.1億円(同0.5億円)となっている。製品やサービス展開を加速していくため、人件費や研究開発費が前期比で2割以上増える見込み。

上場会社各社の保有比率は?

 有報で株主構成を見ると、創業者でもある谷口恒社長が潜在株数を含めた株式総数の22.56%を、米インテル・キャピタル社も同14.75%保有していた。

 株主であることが事前にわかっており、上場観測が流れるたびに動意づいていた国内上場各社の持ち株比率も判明。ジャフコ(8595)は、潜在株数を含めた株式総数ベースで10.00%(傘下投資組合保有合計)、フューチャーベンチャーキャピタル(8462)同5.53%(傘下投資組合保有)、JVCケンウッド(6632)同4.61%、富士エレクトロニクス(マクニカ・富士エレホールディングス傘下、3132)同3.69%、コマツ(6301)同3.07%と、5社が上位10位以内の株主であった。

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