日本株は一日で調整完了、新たに買い持ちを始めました

以前取引した銘柄の押し目狙い

横山 利香

 日経平均株価は9日、米国の大統領選挙の開票速報を受けて大幅に値下がりしました。一時は1000円を超える下落となり、1万6111円の安値を付けました。しかし、共和党のドランド・トランプ氏の勝利宣言を受けて、同日の米国株は大幅上昇。現在も高値更新が続いています。ニューヨークダウ、ナスダックのいずれも先高観のあるチャート形状だと考えていましたが、こんな形で高値を更新するとは思っていませんでした。

 米国の株式市場が上昇したことを好感して、日本の株式市場も翌10日には大幅高となり、1万7344円で取引を終えました。軟調な地合いが続けばダブルトップの可能性も考えられましたが、一日で調整を済ませたチャート形状になりました。

 株価の上昇目安として、これまで上方に位置する2月2日安値1万7684円と2月3日高値1万7515円の間のマドあたりを考えてきましたが、どうやらスピード調整を済ませたことでマドを埋める可能性が高くなったと考えていたところ、15日にはついにマド埋めを達成。16日の取引時間中には1万7886円まで上昇しました。

 この間、トランプ氏が実施するとみられる景気対策への期待からドル買いが進行。ドル・円相場は1ドル=109円台まで円安ドル高へ振れました。本当は底練りの期間が終了すればドル買いが進むとは考えていましたが、トランプ氏の勝利宣言をきっかけにした急速なドル高は想定外でした。

 ドル・円の過去の値動きを考えると、ドルの売り方の巻き戻しも一巡したでしょう。目安にした水準にも到達したので、そろそろ円安ドル高も落ち着くのではないかと考えています。再びドルが下押した局面では押し目買いを入れるつもりですが、トランプ氏がどのような政権運営を行うのかはわかりません。

 ただ、円安ドル高が続ければ、米国にとってあまり歓迎できないものになる可能性もあります。今後の動向を見ながら考えていきたいと思います。

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