S&P反発、史上最高値に迫る 銀行株が買われる

ダウは35ドル高の1万8903ドル

ロイター
11月17日、米国株式市場は、S&P総合500種が反発し、史上最高値に迫った。イエレンFRB議長の議会証言を受け追加利上げ期待から銀行株が買われた。NY証券取引所で16日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種が反発し、史上最高値に迫った。連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言を受け追加利上げ期待から銀行株が買われ、株価を押し上げた。ダウ工業株30種とナスダック総合指数も上昇した。

イエレン議長はこの日の議会合同経済委員会での証言で、雇用改善とインフレの加速が引き続き経済指標により裏付けられれば、FRBは「比較的早期に」利上げする可能性があるとの見方を示し、市場では12月の追加利上げ観測が一段と強まった。

S&P総合500種は8月15日に付けた過去最高値の2190.15に接近。主要11業種別指数のうち6つが上昇しており、中でも金融株指数<.SPSY>は1.3%高と最も大きな伸びを示した。

オークブルック・インベストメンツ(イリノイ州)の共同最高投資責任者(CIO)、ジャナ・サンプソン氏は、イエレン議長の発言が米経済の堅調さを示すものと市場で受け取られ、金融株とともに一般消費財関連株が買われたと指摘。

サンプソン氏は「好決算と堅調な経済指標とが今日の市場をけん引した」とし、年末商戦の好調さを見込んだ投資家もいるかもしれないと分析した。

この日発表された10月の消費者物価指数は前月比0.4%上昇し、6カ月ぶりの大きな伸びを示した。また、10月の住宅着工件数も前月比25.5%増の年率132万戸となり、件数ベースで9年2カ月ぶりの高水準だった。

個別銘柄では、決算が市場予想を上回った家電量販最大手ベスト・バイが13.7%高。ホームセンター大手ホーム・デポは、2.9%値上がりした。住宅着工の堅調さが追い風だった。

一方、小売り大手ウォルマート・ストアーズは3.1%安と大きく売られ、ダウ工業株30種の重しとなった。第3・四半期決算で既存店売上高が市場予想を下回ったのが悪材料だった。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が1.11対1、ナスダックは1.60対1でいずれも上昇銘柄が下げ銘柄を上回った。

米取引所の合算出来高は約74億株で、直近20営業日の平均である79億株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 18903.75 +35.61 +0.19 18866.22 18904.0 18845.27 <.DJI>

3

前営業日終値 18868.14

ナスダック総合 5333.97 +39.39 +0.74 5295.07 5334.05 5288.16 <.IXIC>

前営業日終値 5294.58

S&P総合500種 2187.12 +10.18 +0.47 2178.61 2188.06 2176.65 <.SPX>

前営業日終値 2176.94

 

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