来週こそ押し目買い好機?注目11銘柄の値動きをチェック

インフルエンザ関連はパス

古庄 英一
米国では歳末商戦の目玉は4Kテレビのようだが日本ではさて(撮影:大澤誠)

 1週間前の本稿は「こんな相場で上昇期待銘柄を探り出すのは容易ではない」としたうえで、「押し目を狙うことが戦術としては手堅い」と記した。が、フタを開けると押し目を待っていた投資家は、当てが外れた1週間だった。

 為替がありえないスピードで円安に傾き続けたことは筆者にとっても意外だった。このおかげで輸送用機器など輸出関連株が週後半に上げ足を速めていった。その象徴が日産自動車(7201)だ。

 25日の同社株は急続伸し、マドをあけて大陽線を描いた。それまでは英国EU離脱(ブレグジット)の影響は免れないとして上値の重い展開が4カ月続いたが、それを一気にブレーク。半年ぶりの高値圏である1104.5円をザラ場で記録した。終値でも前日比3.3%高の1087円で踏ん張っており、来週は為替が円安進行となった場合に終値で大台を回復する展開が見込まれる。

 東京株式相場は、トランプ相場で意外高の展開。“買いたい弱気”に支配されて「思うように買えない日が続いてしまった」と悔しがるベテラン投資家も多い。それでも24日と25日には輸送用機器がこぞって続伸し、鬱憤をひとまず晴らすことができた。好地合いは続くと期待し、今度こそ押し目買いの好機と見立てたい。

 さて、先週の本稿では「押し目買い」の物色候補として11銘柄をピックアップしておいたが、あらためて日足チャート上で値動きを探ってみた。「利乗せは最後にやられる」の格言どおり欲張って高値をつかまないように信用需給動向にも細心の注意を払いたい。

 まず、モメンタム(勢い)があるのが日立ハイテクノロジーズ(8036)だ。上場高値を更新中で好需給だ。ブラザー工業(6448)シークス(7613)SCREENホールディングス(7735)の3銘柄は移動平均線に接近し、格好の押し目が到来した感がする。また、ディスコ(6146)ミネベア(6479)富士通(6702)小糸製作所(7276)伊藤忠商事(8001)の5銘柄は高値圏でモミ合っており、ヤレヤレ売りが出ておかしくない。様子を見てはいかがだろうか。

 最後に日本ハム(2282)三井金属(5706)の2銘柄は上ヒゲを示現したので一巡感がくっきり出てしまった。下値を探る展開が想定される。

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