日経平均は続落、イベント前で買い手控え

終値は49円安の1万8307円

ロイター
11月29日、東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株安に加え、円相場の強含みも重しとなり、朝方から利益確定売りが先行。一時100円近い下げとなったが、売り一巡後は為替水準をにらみながら一進一退となった。東京証券取引所で2013年2月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株安に加え、円相場の強含みも重しとなり、朝方から利益確定売りが先行。一時100円近い下げとなったが、売り一巡後は為替水準をにらみながら一進一退となった。週内に予定されている重要イベントを控えて投資家の様子見姿勢が強く、積極的に買う姿勢は乏しかった。

米ダウ<.DJI>が5日ぶりに反落し、米国株の上昇に一服感が広がったほか、一時1ドル111円台半ばへとドル安/円高に進んだ為替が嫌気され、輸出株を中心に売りが先行。トヨタ<7203.T>ホンダ<7267.T>ソニー<6758.T>などが弱含んだ。指数寄与度の大きいファーストリテ<9983.T>が一時2.8%安と軟調だったことも指数を押し下げた。連騰していたTOPIXは13営業日ぶりに反落した。

ただ為替が1ドル112円近辺まで円安方向に戻すと日経平均も下げ幅を縮小。5日移動平均線(1万8308円30銭=29日)近辺でもみ合った。日銀による指数連動型上場投信(ETF)買いに対する期待感が支えとなり、底堅さを維持した。もっとも、30日の石油輸出国機構(OPEC)総会や週末の米雇用統計などイベントを前に見送りムードも強かった。

市場では「急速なトランプ・ラリーが一服し、日柄調整が必要なタイミング。海外での重要イベントもあり、様子見姿勢が強まっている。もっとも足元では外需株から内需株に資金をシフトさせる動きもみられ、堅調な地合いが続いている」(いちよし証券・投資情報部課長の及川敬司氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、良品計画<7453.T>が反発。同社の2016年3ー11月期連結営業利益が前年同期比2割増の310億円強となり、同期間として最高益を更新する見通しとの一部報道が好感された。自社株買いを発表した因幡電機産業<9934.T>は年初来高値を更新した。

また丸山製作所<6316.T>ダイワボHD <3107.T>などが高い。東証2部市場では防護服を販売するアゼアス<3161.T>が一時ストップ高となった。新潟県や青森県などで鳥インフルエンザが発生したと伝わり、関連銘柄として短期資金が向かった。

東証1部騰落数は、値上がり824銘柄に対し、値下がりが1020銘柄、変わらずが145銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      18307.04 -49.85

寄り付き    18263.63

安値/高値   18258.82─18327.51

TOPIX<.TOPX>

終値       1468.57 -1.01

寄り付き     1462.38

安値/高値    1462.24─1469.59

東証出来高(万株) 195601

東証売買代金(億円) 23080.5

(杉山容俊)

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