米自動車販売、11月は3.7%増 大幅な割引奏功

年間で過去最高更新も

ロイター
12月1日、11月の米自動車販売台数は、メーカー各社の大幅な値引きが奏功し、前年同月比3.7%と大きく増加した。カリフォルニアのディーラーショップ、5月撮影(2016年 ロイター/Mike Blake)

[デトロイト 1日] - 11月の米自動車販売台数は、メーカー各社の大幅な値引きが奏功し、前年同月比3.7%と大きく増加した。通年の販売台数が2015年に付けた過去最高に迫る可能性がある。

調査会社オートデータによると販売台数は年率換算で1787万台。トラックとスポーツ・ユーティリティー・ビークル(SUV)の全体の販売に占める割合は59%となり、前年同月の55%から上昇した。

業界トップの米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は10.2%増の25万2644台。高価格の大型SUVやピックアップの販売が増加した。JDパワーによるとGMはトラック1台あたりの販売に平均5752ドルの割引を提供。1年前から46%の増加となる。

米フォード・モーター<F.N>の販売台数は5%増、一方、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI>の販売台数は14%減となった。

日本勢ではトヨタ自動車<7203.T>が4.3%増、日産自動車<7201.T>が7.5%増、 ホンダ<7267.T>が6.5%増となった。

11月は販売台数が増加したものの、メーカーによる値引きが過去最大水準に迫るなか、需要が人為的に押し上げられているのではないかとの懸念も出ている。

自動車情報サイト運営のトゥルーカーによると、11月の各社の割引は前年同月から13%増加した。

バークレイズのブライアン・ジョンソン氏は、金利上昇などが来年の自動車販売の圧迫要因になる可能性があると指摘。ただ米経済が力強さを増すなか、販売台数は高止まりする展開もありえるとの見方を示した。

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