注目集まるZMPの評価は? 12月IPO銘柄の投資法

昨年の傾向から読み解く!

西堀 敬
(撮影:尾形文繁)

 2016年11月末までに69社がIPOした。初値のパフォーマンスは、初値と公開価格を比較すると、55勝13敗1分で勝率は79%、初値騰落率は69銘柄の平均で69%となっている。上場承認されている銘柄を含めると2016年のIPOは84社となるが、そのうち15社が12月に上場を迎える。

 12月という月は例年IPO株への投資家にとっては主戦場となっている。今年に限って言えば3月のほうが多かったが、日本は3月決算企業が多いために、株主総会を終えて上場申請を行うと、秋口から順次上場承認されて、カレンダーの関係で12月に集中することになっている。過去3年間を見ても、12月が最もIPOが多い月となっている。

 IPOが集中すると需給が壊れて初値が崩れるかと思いきや、意外とそうでもないことが過去の数字から読み取れる。12月は超大型のIPOはほとんどなく、小型のIPOばかりとなるため、同一日上場が複数社あっても需給は壊れにくいと言える。今年は米大統領選挙後の株式市場が絶好調で、個人投資家の投資資金も潤沢になってきている。IPOの初値、そしてセカンダリーは個人投資家の回転売買で盛り上がる仕組みとなっており、今年の12月もIPO銘柄の活況に期待ができそうだ。

IPO銘柄への4つの投資法

 IPO株への投資戦略だが、筆者は以下の四つに分けて考えている。

① 公募で買って初値で売る
② 初値を買って上場日の高値で売る
③ セカンダリーで買って業績変化で売る
④ セカンダリーで買って市場変更の需給で売る

 短期決戦を前提にした戦略①、②についてまず考えてみたい。

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