下半期株価上昇率ランキングで見る大幅高銘柄の共通点

来年こそダブルバガー

会社四季報オンライン編集部
成績優秀な5銘柄と日経平均株価(緑)を比較すると当たった時の個別銘柄のパフォーマンスのよさがよくわかる

 波乱続きだった2016年相場ももうすぐ幕を閉じるーー。年初は記録的な続落、中盤には英国のEU離脱ショックに襲われた。が、11月の米大統領選挙でトランプ氏が勝利したことでムードは一変。同氏の新政権政策を先取りする形で始まった「トランプラリー」によって、日経平均株価は2万円をうかがう展開となった。チャートは2月安値と6月安値がダブルボトムとなって、強力な上昇シグナルを発している。ただ、ここからは上値の重い相場が予想され、銘柄選びの重要性が増してくるだろう。

 ここでは7月からの2016年後半戦で優秀な戦果をあげた100銘柄をピックアップしてみた。「2016年上半期上昇率ランキング、トップ100銘柄の特徴とは」では、6月までの前半戦の結果をまとめたが、上位陣の顔ぶれは大きく入れ替わった。加えて、2倍以上のパフォーマンスを示した「タブルバガー」が上期比で倍増し、49銘柄に上った。下半期の好パフォーマンス銘柄を研究すれば、17年の銘柄選びや投資戦略のヒントが得られるかもしれない。

 ランキングは2016年7月1日の始値と12月20日終値を比較し、株価の上昇率の大きい上位100社を並べたもの。表中の「株価の位置」とは、年初来高値を100、年初来安値を1として、現在の株価がその幅の中のどのあたりにあるかを数値化して示したものだ。株価位置が「67」ならば現在値は高値と安値のレンジの3分の1押しの水準にあることになる。

 たとえば高値が250円、安値が200円、現在値が230円だった場合、以下のような計算式となり、株価位置は「60」となる。

(1ー(250ー230)÷(250ー200))×100=60

 日経平均株価は年初来高値水準にある。表中の株価の位置を見れば、現在値が高値圏にあるのか、安値圏にあるのかがすぐにわかる。株価の上昇に勢いのある銘柄はこの値が90を超える。上昇トレンドについていくなら、こういった銘柄が最適だろう。

 上期と大きく異なるのは、時価総額1000億以上の中大型株が増加したことだ。1~6月には上位100中5銘柄しかなかったが、下期では24銘柄と大幅増となった。時価総額200億円以下の小型株は、54銘柄と9銘柄減だか過半数を占めた。下期は200億~1000億の中型株のパフォーマンスが悪く、大型主力株が相場の上昇を牽引した「トランプラリー」の姿が見てとれる。

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