マンハッタン五番街は大混雑、米国で実感した堅調な消費

トランプタワーは観光名所に

岡田 晃
トランプタワーはちょっとした観光新名所に(筆者撮影)

 2017年の大発会で日経平均株価は昨年末比479円高となり、幸先の良いスタートとなりました。これに先立つ3日の米国ニューヨーク株式相場も上昇しました。昨年11月の同国大統領選後のトランプ相場の勢いは年が明けても続いています。

 この株価上昇の背景にはトランプ次期大統領の経済政策への期待があるのは周知の通りですが、見逃せないのは米国の足元の景気自体が堅調なことです。昨年12月に同国を訪れ、それを実感してきました。

 ニューヨーク・マンハッタンの五番街やタイムズスクエアは買い物客や観光客でごった返し、行き交う人の群れで歩道は渋滞状態となっていました。トランプタワーが新たな観光名所になっていたのはご愛嬌としても、高級百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」や有名ブランド店をのぞくと、店内はどこも大変な混雑でした。

 ニューヨーク滞在中には気温がマイナス7度台、体感温度がマイナス12~13度という寒波がやってきて一晩で大雪になりましたが、そんな寒さをものともせず、多くの人が街に繰り出していました。ニューヨークの、特に繁華街は例年12月になると人出が多く華やかな雰囲気にあふれるのですが、今回は例年以上ににぎわっている印象でした。

トランプラリー前からマインド上向き

 このような街角の様子から同国の消費の好調ぶりを肌で感じたわけですが、それは消費関連データにも表れています。ニューヨーク滞在中に商務省が発表した昨年11月の小売売上高は前月比で0.1%増にとどまったものの、前年同月比では3.8%増と堅調でした。

 小売売上高は全米の小売業・飲食サービス業の約5000社を対象に調査しているもので、個人消費の動向を広範囲にカバーしているデータです。最近の推移を見ると、15年から16年にかけては一部の月を除いて前年同月比の伸びが1~2%台に鈍化していましたが、昨年9月は3.3%増、同10月4.2%増、同11月3.8%増と3カ月連続して伸びが拡大傾向を見せています。

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