そろそろあのテーマ銘柄が動き出す季節です

鼻がムズムズしてきました

倉林 知子
ジェイアイエヌの花粉用メガネ

 私の職場では今週に入って鼻をクスクスする人が出始めてきました。日本ならではの花粉症の季節到来です。英国在住時には花粉症の症状がまったく出なかったのですが、帰国したとたんに再発。アナウンサーの仕事に支障が出ないよう毎年、さまざまな対策を講じて花粉症シーズンを乗り切っています。

ウェザーニューズ (4825)が昨年12月に発表した今年の「花粉飛散傾向」によると、九州や関東では早いところで2月初めから飛び始め、同月中旬には東海や西日本の広い範囲が飛散開始。3月中旬にかけて飛散地域が東北へ拡大する見通しです。花粉症対策は、飛散前からしておくのがいいと言われています。株式市場でもすっかりおなじみの「花粉症関連銘柄」をいくつかピックアップしてみました。

 まずは定番のマスク。「かぜ・花粉用」と「花粉用」の2種類のマスクを取り扱うユニ・チャーム (8113)。「具体的な対策としてマスクを使用している患者が最も多い」(同社広報室)。鼻はもちろん、ほお、あごとマスクに隙間がなくフィットする形状で、長時間着けていても耳が痛くならないよう耳掛けにも柔らかな素材を使っています。

 「かぜ・花粉用」のマスクは三層構造フィルタで粒子の小さいPM2.5や飛沫ウイルスなどをブロック。これに対して、「花粉用」は一層構造で通気性が高く、着けていないのと同じような感覚で息苦しさもないのが売りです。

 鼻うがい製品を手掛けているのが小林製薬 (4967)。「鼻うがい」とは、鼻からうがい薬を入れて中の花粉を直接、口から洗い流す方法です。しかし、「これが難しい」という消費者の声に応え、鼻から洗浄液を入れて鼻から出すタイプの製品も投入しました。販売開始からすでに10年以上経過。順調に売り上げを伸ばしているといいます。

 「眼鏡販売のユニクロ」などと称されるジェイアイエヌ (3046)は花粉用メガネに力を入れています。品ぞろえは28種類。大人用だけでなく、子ども用の商品開発にも取り組んでいます。子どもたちの顔のサイズを測定し、小学校低学年から高学年向けまで幅広い層に対応した商品を投入してきました。「花粉カットメガネを始めとしてさまざまな新製品が登場しており、全体の市場規模はさらに大きくなるだろう」とPR担当者は期待を寄せています。

 ちなみに、「会社四季報オンライン」の検索機能も使って関連株を探してみたところ、「花粉症」のキーワードでヒットしたのが1銘柄ありました。鳥居薬品 (4551)です。「理研と共同でスギ花粉症治療薬の研究開発を推進」との記述がありました。

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