日経平均はモミ合い局面へ移行の可能性大です

意外にパッとしない決算発表も

横山 利香

 高値更新が続いていた米国のNYダウは1月25日、ついに2万ドルの大台に乗せました。株価チャートで見ても先高感はありましたが、まさか共和党政権下で同水準を達成するとはまったく想定していませんでした。ただ、これで目標達成感が高まっていったん、出尽くしになってもおかしくないと考えています。

 それにしても米国のトランプ大統領は同月20日の就任式以降、精力的に活動しています。メディアへの挑戦的な態度などを見ると、彼の素が出ているのか、それとも意図してやっているかは定かでありませんが、結果が形となってすぐに現れるわけでもありません。彼の行動に世界中のマーケットが一喜一憂する状況がしばらく続くのは仕方のないことでしょう。NYダウも今後、どう動くのか気になるところです。

 一方、日経平均株価は同月27日の取引時間中に1万9486円68銭まで上昇しましたが、その後は1万9000円を挟んだ動きが続いています。昨年11月の大統領選挙以降から始まった株価の値上がりはひとまず終了し、モミ合いへ移行した可能性が高いと判断しています。ドル・円相場のドル上昇が一服となったと見ているのが一因です。

 トランプ大統領は口先介入を通じてさらなるドル買いの進行を阻止しようとしています。金融市場は先行き不透明が強いだけに、一喜一憂せざるをえない面があります。ドル売りもそうした中での動きと位置づけることができるでしょう。

 しかし、米国経済は好調に推移しているうえ、景気対策や大型減税などが今後実施されると見られることなどを踏まえると結局、再度のドル高進行が予想されます。対円でドルが昨年の1ドル=100円割れで底打ちしたとすれば、現在は押し目を作っているところともいえます。日経平均はドル・円相場の動き次第でモミ合いを上下いずれかに放れる可能性がありそうです。

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