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今はどっちだ?「逆張り」と「順張り」、成功するケースを考える

投資期間や資金で使い分けろ

清水 洋介
順張りと逆張り、どちらが正解なのか。写真は今年の大発会で上昇した株価。(撮影:梅谷秀司)

 昨年の11月から12月までのような急騰相場、あるいは一昨年8月、9月の急落相場では「動いた方につく」ことが正解だった。一方、短期的な動きで見ると、昨年6月の英国の国民投票の時や米大統領選挙の時のように、「逆張り」と言われる、「買い向かう」「売り向かう」投資が正解というケースも多い。

 よく「個人投資家は逆張りでヘッジファンドなどは順張り」ということが言われる。順張りと逆張り、どちらが投資法として正解なのだろうか。

 たとえば「下がったから買う」という場合には逆張りだが、あとからであれば「ここまで下がったから買う」と言えるものの、実際に株価が動いているときに「逆張りで買う」と、買った後にさらに下がるということが多い。

 結果的には買い場であったとしても、「落ちるナイフはつかむな」と言われるように下落している途中で買うということは非常に難しい。予想を大きく下回る決算を発表したときに売り気配から始まるようなケースでは、値段が付いたあとさらに売られるということも、寄り付いたところが当面の底値となる場合もある。株価の水準や売り株数などをしっかりと見極めないと、単に「ギャンブル」となってしまう。

 しかし、順張りでも「ストップ高をしそうだから」ということで買うと、次の日から下落することも多い。「動いた方につく」ということが失敗で、逆張りが正解であったということもある。

順張りと逆張りを使い分ける

 順張りが成功するケースと逆張りが成功するケースというのは、下落や上昇の要因、そして投資期間にもよる。たとえば、投資信託のように比較的長い期間での運用、しかも資金の余裕がある運用ということであれば、「底値かもしれない」というところで買い続ければ、時間が経って上昇し時にしっかりと利益を出すことができる。

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