徹底検証! 「ストップ高・比例配分」を狙った投資戦略

動かない相場でも……

中原 良太
Graphs / PIXTA(ピクスタ)

 日経平均株価が1万9500円に近づくと下落、1万9000円に近づくと上昇。そんな攻防が、すでに2カ月近くも続いています。最近は僕ら投資家にとっても退屈な相場ですね。順張りや逆張りのチャンスもほとんど無い。指値注文を仕掛けても、なかなか約定しない。

 「利益を出したい!」
 「…でも、相場が動いてくれないことには、なかなかチャンスも無い…。」

 まさに、八方塞がりです。そこで今回は、「動かない相場」でも何とかして利益を出したい方に向けて、投資戦略を一つご紹介しましょう。

「ストップ高・比例配分」を狙った投資戦略

 今日ご紹介するのは、「ストップ高・比例配分」を狙った投資戦略です。

 日本株市場では、「ストップ高」や「ストップ安」といった制度があります。1日の値幅に制限があり、「株価は◯円以上には上がりません」「株価は△円以下には下がりません」といった基準があるのです。

 「ストップ高」は、株を売りたい投資家の数に対し、買いたい投資家の数が圧倒的に多いときに起こります。それこそ、制限値幅上限でも「売り注文は1万株しかないが、買い注文は10万株ある」といった状況です。

 このとき、「株を売りたい」場合は、買ってくれる取引相手は沢山います。一方、「株を買いたい場合」は、ある種のくじ引きのように「比例配分」といったものが行われます。つまり、「売りに出されている1万株を、買い注文10万株に対して配分する」という作業が行われるのです。これが、比例配分です。

 「ストップ高・比例配分」を狙った投資戦略は、比較的低リスクの投資法として一部の投資家の間で人気です。感覚で言えば、懸賞はがきで応募しているのと似ているかもしれません。コツコツ地道に利益を出したい方に人気の投資手法だと考えられます。

 ただし、ストップ高・比例配分の銘柄は購入できるとは限りません。また、購入できたとしても、必ず勝てる訳ではありません。もちろん、負けることもあります。ですから、「どの程度の精度で勝てるのか」「負けるとしたら、どのぐらい負けるのか」などの情報については、事前に調べておいた方が良いでしょう。

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