「一風堂」は? 3月IPOの"短期勝負"に挑む4つのポイント

人気沸騰のIPO市場

西堀 敬
tashatuvango / PIXTA(ピクスタ)

 2017年のIPOは、2月末までに6社が上場した。足元では米トランプ大統領の議会演説をきっかけに膠着状態から抜け出しそうな日経平均だが、1月から2月は全体相場の動きが鈍かった。しかし、そのような中でも、IPOした6社の初値騰落率は平均で131%と絶好調となっている。

 そして3月にIPOする22銘柄が出そろった。今回は3月IPO銘柄を対象に、中長期的に成長する銘柄ではなく、「上場当日から数日間のトレードで狙える銘柄選び」をご紹介していきたい。

 まず、17年のこれまでのIPO株の初値パフォーマンスを見てみよう。アベノミクス相場が本格化した13年以降では初値騰落率が最高水準となっている。1月、2月にIPOした6銘柄は小粒のIPOだったこともあって、初値が好調だったともいえる。3月に入ると大型IPOも複数あるため、この流れは変化してくると考えられる。

 IPO銘柄の初値が好調なのは、今に始まったことではない。仮に00年以降においてIPOする全銘柄を公開価格で買って初値で売った場合、通算して間違いなくキャピタルゲインを得ることができた。しかし、すべてのIPO銘柄を公開価格で手に入れることは不可能であり、それは誰しもが認めるところだろう。 

 ならば、初値を買っていく戦略の場合はどうだろうか。IPO銘柄の初値が高くなる傾向にあるのは、これまでも説明してきたので、投資家の皆さんには周知の事実だろう。初値騰落率が2倍になった銘柄の株価バリュエーションを見ると「PER(株価収益率)が高くてとても買えない」と感じる人が多いはずだ。

 しかし、現実には初値が高くなっても、その日のうちにストップ高まで買われている銘柄がそれなりに存在する。初値がついてほんの数十分でストップ高になりデイトレで儲けることができれば、投資家にとってハッピーな日と言えるだろう。

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