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過熱感乏しくまだまだイケそうなマザーズ

「イメチェン」で地味な値動き

岡村 友哉
(写真:Rawpixel/PIXTA〈ピクスタ〉)

 前回のコラムでは、某証券会社が主幹事を務める直近IPO(新規株式公開)企業の株式分割がはやっているのか?という話題に触れた。その某証券を主幹事とするA社とB社(いずれも直近IPO)が週初6日、“IoT”に関連する共同研究をすると“場中に”発表。先週末に上場来高値を付けていたA社はあまり反応しなかったが、最近少し元気のなかったB社は発表後に急騰した。

 直近IPO(しかも同じ主幹事)どうしでタッグを組む材料が出るとは……。「これ、偶然なのだろうか?」と、ふと思ったが、そんな邪推ばかりしているとこの相場には乗り遅れ、淘汰されてしまうのだろう。株は「買う人がいなければ売れない」。その材料が強いか弱いにかかわらず、買う人がいるのが今の新興株市場だ。「昨日より今日、今日より明日……」。そんな気持ちが醸成されているのが今の新興株市場である。

 東証マザーズ(以下、マザーズ)指数が2週続けて毎日上昇。週初6日も値上がりし現在、11連騰中だ。同じ期間、日経ジャスダック平均も上昇。こちらは17連騰中である。新興株は投資家の関心を集めさえすれば勝ちだ。基本的に売りから入りにくい(流動性の関係でマザーズ先物売りが現物市場に影響を及ぼすことも不可能)ため、入り口は買い。しかも、7割近くが信用買いとなる。

 日経平均株価や主力株の上値が重い中、「指数が●連騰中」という表現の持つアナウンス効果は「買いが買いを呼ぶ」という意味でかなり大きい。「日経平均型のETFは効率が悪い」「主力株は効率が悪い」と感じている中でこんなフレーズを耳にすれば、乗り遅れるまいとする投資家も増えていく。

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