それってコト消費!?なぜ女子アスリートはダイヤモンドが好きなのか

霊長類最強女子も愛用

藤本 誠之

 世界中のさまざまな宝飾ブランドは、ラウンド・ブリリアントカットという同じカット手法で製造されたダイヤモンドばかり、つまり同じモノを販売しているからこそ「ブランド」そのものに価値があったのです。とりわけバブル時代にはブランドにこそに価値があったため、この手法が通用したのです。

 しかし、ブランドに大きな価値を感じない消費者が増加すると、ブランドだけでは売れません。サダマツは他社と差別化するために、長年の研究・開発の末に自社オリジナルのカット手法を編み出しました。コンピュータで複雑な計算をして、小さな星と大きな星が映しだされるカット手法です。

 この商品には夢をかなえる二つの星のダイヤモンド“Wish upon a star”と名付けられています。小さな星は「今の自分」、大きな星は輝く「未来の自分と愛する人たち」を象徴しているのだそうです。 夜空を彩る美しい星は、夢を叶える力を持つと言われます。 “Wish upon a star”は夢や願いを叶えるジュエリーというわけです。

 二つの星が映しだされるという機能を訴求しただけでは「モノ」に終わりますが、夢や願いを叶えるジュエリーとしてのストーリーを訴求することが成功して、女性に人気の商品となったのです。特に女性アスリートに大人気で、スキージャンプの高梨沙羅選手や、卓球の福原愛選手、「霊長類最強女子」の異名を持つ女子レスリングの吉田沙保里選手などが“Wish upon a star”を身に着けているそうです。

 モノとして販売するのではなく、夢や願いを叶えるアイテム「コト消費」として、特に、女性が自分へのご褒美として買う需要を獲得しています。

■株価ポイント
 3月14日に「銀座中央通り」銀座8丁目8番地に、銀座本店「フェスタリア ビジュソフィア GINZA88」をオープンします。当日のグランドオープンでは、女子レスリングの吉田沙保里選手がテープカットします。「霊長類最強女子」と「ダイヤモンド」という違和感が満載なので、多くのテレビ番組などでテープカットが取り上げられそうです。テレビ番組で多く放映されると株価動向にも好影響が期待できそうです。

■株式データ
株価 252円
単元株数 1000株
予想PER(連)72倍
実績PBR(連) 2.05倍
予想配当利回り 0.79%
時価総額 28億円

*株価データは2017年3月13日終値ベース

藤本誠之(ふじもと・のぶゆき)/SBI証券投資調査部シニアマーケットアナリスト。愛称は「相場の福の神」。ITストラテジスト、オールアバウト株式ガイド、阪神タイガースファン。著書に「朝13分で、毎日1万円儲ける株」(明日香出版社)など。

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サダマツ (2736)

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