新興株の調整濃厚で保有株をどんどん売っちゃいました

春休みは売買手控え

横山 利香

 日本の株式相場は10日のいわゆる「メジャーSQ(特別清算指数)」を無難に通過しました。ただ、2日につけた高値1万9668円01銭を超えられない状況が長引いている点は気になります。月末の権利確定日までは底堅い展開と考えていますが、それにしても、高値水準での現在の状況はやりにくいとしか言いようがありません。

 米国の株式市場も2016年11月の大統領選挙以来続いた「トランプラリー」がようやく落ち着いてきたようです。「株価はどこまで上昇するのか」という強気な見方が支配的だった市場でNYダウとナスダックがいずれも1日の高値以降、調整が続いています。

 日本株はこれまで、米国の利上げへの思惑を背景にした外国為替市場での円安ドル高観測の高まりを手掛かりに上昇してきましたが、それもかなり織り込んだ感があります。

 一方、ここまで堅調に推移していた原油のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物価格も1バレル=50ドルを割り込んできました。16年2月に26ドル台で底打ちして上昇。チャート上は55ドル台でダブルトップを形成しており、短期的には天井をつけたのではないかと分析しています。

 WTI原油先物価格はしばらく調整局面が続く可能性を想定しておきたいところです。油価は新興国通貨などの値動きに影響を及ぼす傾向が強いだだけに、注視しておいても損はないでしょう。

 もっとも、中長期的にはWTI先物の上昇トレンドが継続している可能性もあります。安くなった局面は久しぶりに買いのチャンスなのかもしれません。

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