確定拠出年金(iDeCo)を使いこなす注意点とは?

1月スタートの新制度は上々の滑り出し

佐川 あぐり
加入対象者を拡大して新たにスタートを切った個人型確定拠出年金iDeCo

 2017 年1 月から、個人型確定拠出年金(DC)が制度変更されて新しく生まれ変わり、「愛称:iDeCo(イデコ)」としてスタートしている。厚生労働省が公表する「確定拠出年金の施行状況」によれば、iDeCoの加入者数は2017年2月末時点で37万8949人となり、1月、2月の2ヵ月間における新規加入者は7万5725人となった。2015年度の新規加入者数が約6万人であったことからみても、上々の滑り出しといえるのではないか。

 個人型DCは、企業型DCとともに2001年10月からスタートしているが、今回大きく変わった点は加入対象者の拡大である。これまでは、自営業者や企業年金のない会社に勤める会社員など一部の人に限られていたが、専業主婦(夫)や公務員、企業年金のある会社に勤める会社員も加入できるようになった。新規加入者数の増加ペースを見ても、加入対象者が拡大したことの反響は大きいようだ。

 対象者が拡大したことにより、iDeCoと企業型DC間での資産移換を利用できる機会は増えたと言えよう。たとえば、勤務する会社で企業型DCに加入していたが退職してフリーランスとして働くことになった場合、企業型DCの資産をiDeCoへ移換できるようになった(逆の資産移換も可能)。

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