有事に金への投資で気をつけること

戻り上値メドに到達

横山 利香

 ひとまず朝鮮半島の地政学リスクが後退したことで、株式市場の地合いは好転しています。日経平均株価は4月17日に1万8224円の安値をつけた後、短期的なトレンドが変化してリバウンド基調が続き、いったんの上値の目安としていた1万9150円を上回ってきました。

 ドル/円相場でも急速なドルの買戻しを誘って、1ドル=111円台まで円安が進行しています。また米国の株式市場は強いです。特にナスダックは6000ポイントを超えて高値を更新する状況です。株価チャートを見ても先高感があり、とにかく強い状況だと言えるでしょう。

 外部環境が変化したことで、日経平均株価は急激な巻き戻しが発生しているようですから、短期的にはこの流れが続く可能性が高いと考えられます。ただ、中長期的なトレンドはまだ変化していないと分析しています。株価の水準的には戻りがどこまで続くのか、そして短期的なトレンドがどう変化するのかは確認したいと考えています。

 さて、金先物を買っていることを以前ご紹介しました。地政学リスクによってNY金の価格が上昇してもリスクオフから円が買われることで、わかっていてもなかなかリターンを生まない状況が続いていました。いったん地政学リスクが後退しましたし、ドル/円相場ではドル買いが進んだので、ポジションを清算しました。金への投資は為替相場の動向に大きく影響を受けるため、もう少し慎重に仕込むべきだったと反省しています。

チャートは金価格連動型上場投信(1328)

 なお、株式については17日以降にとったポジションはそのまま継続中ですし、これまでに紹介してきた飲食系の株主優待や半導体関連もそのまま継続中です。ほしい優待銘柄も出てきたので、少し様子を見ながら拾っていきたいと考えています。

(毎週木曜日に掲載)

横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

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