米国株式はS&P500が日中最高値、VIX指数は20年ぶり低水準

ダウは5ドル高の2万1012ドル

ロイター
5月8日、米国株式市場では、S&P総合500種が一時取引時間中の最高値を更新したが、その後売り注文に押され、おおむね横ばいで取引を終えた。ニューヨーク証券取引所で4日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場では、S&P総合500種が一時取引時間中の最高値を更新したが、その後売り注文に押され、おおむね横ばいで取引を終えた。

フランス大統領選でのマクロン氏勝利を受けて、株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は20年超ぶりの低水準となった。

VIX指数は、7.6%低下の9.77。1993年以来の低水準だった。マクロン氏の勝利により市場に安心感が広がったことに加え、最近の企業の四半期決算の好調さも市場心理の改善を後押しした。

VIX指数の低下は、株式市場に対する強気な見方を示すものだが、今回のように極端に低い水準へと低下したことに警戒感を強める投資家もいる。

ニューブリッジ・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、ドナルド・セルキン氏は、あまりにも低すぎるVIX指数の水準は「何か良くないことが進行していることを示している」と指摘した。

S&P総合は一時2399.94をつけ、日中の最高値を更新した。

この日はS&Pの主要11セクターのうち7つが下落。素材株指数<.SPLRCM>は0.9%安となる一方、エネルギー株指数<.SPNY>は原油相場の上昇を背景に0.7%上昇した。

個別銘柄では、ファッションブランド、ケイト・スペードは、米高級皮革ブランドのコーチが24億ドルで買収すると発表したことを受けて買われ、8.3%高。

無線周波数帯の免許を保有する米ストレート・パス・コミュニケーションズは33.0%高。同社に買収を持ちかけている社名非公表の通信会社が買収提案価格を引き上げたことが好材料。関係者はロイターに対し、この買収提案企業がベライゾン・コミュニケーションだと話した。

食肉加工の米最大手タイソン・フーズは6.1%安。四半期利益の落ち込みが嫌気された。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下落銘柄が上昇銘柄を上回り、比率は1.23対1だった。ナスダックでも1.22対1で下落銘柄が優勢だった。

米取引所の合算出来高は約63億株で、直近20営業日の平均である66億株を下回った。

 終値 前日比 % 始値 高値 安値

ダウ工業株30種 21012.28 +5.34 +0.03 20991.26 21017.89 20971.05

 前営業日終値 21006.94

ナスダック総合 6102.66 +1.90 +0.03 6100.66 6106.12 6083.06

 前営業日終値 6100.76

S&P総合500種 2399.38 +0.09 +0.00 2399.94 2401.36 2393.92

 前営業日終値 2399.29

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