将来医療のカギを握る! 「他家再生医療」の期待銘柄はコレ!

日本はいまや"再生医療のシリコンバレー"

(撮影:左上、右下:梅谷秀司、中央:尾形文繁)

 安倍政権はエレクトロニクス分野などに代わる新たな輸出産業として、医療機器や再生医療を挙げている。これは遠い未来のことではなさそうだ。

 日本の産業構造は大転換期を迎えている。東芝の苦境は、エレクトロニクス業界が抱える課題を象徴している。シャープの台湾企業グループ入りに代表されるように、わが国の家電などの国際競争力は低下している。業績好調のソニーの主力事業は、ゲームや映画、中国製スマホ向けの電子部品というありさまだ。

 自動車などのメカトロニクス分野もインド、中国企業などが勢いを増す。新興国の技術力が向上し、コスト競争時代に入れば日本企業の競争力が一段と低下するのは自明だ。すでに、韓国企業ですら新興国の追い上げに四苦八苦している。

 一方、日本はiPS細胞などの研究開発で世界のトップを走っている。実用化では欧米のベンチャー企業の後塵を拝してきたが、製品の承認環境の規制緩和が追い風となり、再生医療大国への道を歩み始めている。

規制緩和を追い風に日本企業の開発が加速

 再生医療分野で世界の注目を浴びているのは、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授のノーベル賞受賞ばかりではない。日本は「再生医療のシリコンバレー」と呼ばれつつある。背景にあるのは、再生医療製品の認可・承認環境のドラスチックな改善だ。

 再生医療推進法、再生医療等安全性確保法、薬事法からの改称となった医薬品医療機器法などの法律の施行により、わが国は再生医療分野の早期承認や安全性の担保が一気に進み、海外からの資金導入なども加速している。再生医療分野で、日本は世界で最も規制緩和の進んだ国となりつつあるのだ。

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