米国株式市場は下落、低調な決算受け百貨店株に売り

ダウは23ドル安の2万0919ドル

ロイター
5月11日、米国株式市場は、主要株価指数が下落して取引を終えた。大手百貨店メーシーズとコールズの低調な四半期決算を受けて百貨店株が軒並み売られた。10日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 11日の米国株式市場は、主要株価指数が下落して取引を終えた。大手百貨店メーシーズとコールズの低調な四半期決算を受けて百貨店株が軒並み売られたほか、個人消費は経済成長を押し上げるほど強くはないとの懸念が広がった。

メーシーズとコールズの決算は、売上高が予想より大きく減少した。株価はメーシーズが17%急落。コールズは7.8%値下がりした。他の百貨店株もつれ安となり、ノードストロームとJPペニーはいずれも7%超下落した。

アベル・ノーザーのアンソニー・コンロイ社長は百貨店などネット通販以外の小売業者の業績について「恐らく、市場予想よりも悪化している」と述べた。

大手百貨店の業績悪化を踏まえ、投資家は12日に発表される4月の小売売上高で、消費者が単に百貨店から支出を他の小売業者に移しているだけなのか、それとも支出を抑えているのかを見極めようとしている。

ランデンバーグ・サルマン・アセット・マネジメントのフィル・ブランカート最高経営責任者(CEO)は4月の小売売上高で「消費の基調が点検されることになる」と指摘、「炭鉱のカナリア(で警告)を見極める瞬間だ」と語った。

セクター別では、S&P総合500種の主要11業種別指数のうち8業種がマイナスとなった。S&P金融株指数<.SPSY>は0.53%低下。ウェルズ・ファーゴが1.79%下落して金融株指数を押し下げた。

そのほか個別銘柄では、写真・動画共有アプリのスナップチャットを運営するスナップが21.45%急落。同社が上場企業として初めて発表した四半期決算では、ユーザー数の伸びが鈍化したと報告された。

無線周波数帯の免許を保有するストレート・パス・コミュニケーションズは20.41%下落。同社は通信大手ベライゾン・コミュニケーションズによる買収に合意し、AT&Tが提示していた買収案は受け入れなかった。

製薬のメルクは0.77%高。米食品医薬品局(FDA)は同社の肺がん治療薬を併用する治療法を承認した。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は1.58対1だった。ナスダックも1.73対1で下げ銘柄が上げ銘柄を上回った。米取引所の合算出来高は約67億株で、直近20営業日の平均とほぼ同水準だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 20919.42 -23.69 -0.11 20925.72 20933.36 20798.90 <.DJI>

前営業日終値 20943.11

ナスダック総合 6115.96 -13.18 -0.22 6110.05 6120.20 6075.68 <.IXIC>

前営業日終値 6129.14

S&P総合500種 2394.44 -5.19 -0.22 2394.84 2395.72 2381.74 <.SPX>

前営業日終値 2399.63

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