人気の海外型投信の購入で気をつけるべき点

実際に運用しているのはどこ?

鈴木 雅光
海外に投資する投信の運用は外部に委託されているケースが多い(写真:xiangtao/PIXTA)

 投資信託の純資産総額は組入有価証券の時価総額を示すもので、この数字を受益権口数で割ったものが、「基準価額」になる。

 純資産総額を基準価額で割ると、受益権口数が計算できる。ある投資信託に、資金が純流入しているか純流出しているかは、受益権口数の増減を見れば良い。受益権口数が継続的に増えていれば資金は純流入であり、逆に減っていれば資金が純流出であることを意味する。

 現時点における純資産総額の多寡は運用によって殖やした部分もあるが、基本的にはその投資信託を販売するべく営業努力をした結果が表れているといって良いだろう。

 本来なら投資信託の人気度を示すバロメーターと言いたいところだが、自分で情報を収集して投資信託を選ぶ人は、恐らく少数だ。多くの投資信託の純資産総額は、それを販売している金融機関の営業努力の積み重ねによるもの、と考えた方が正解だろう。純粋に投資信託を活用して資産運用をしたい、と考えている個人の人気とは関係のないところで形成されたランキングなのだ。

 こうした前提で以下に取り上げた5月10日時点における純資産総額の上位30本をご覧頂きたい。見事なまでに、海外市場に投資するタイプの投資信託が顔を揃えている。30本中、実に22本が海外市場に投資するものだ。

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