「インフルエンサー」の宣伝効果で飛躍する銘柄

旧来の広告とは違った影響

藤本 誠之
インフルエンサーによるinstagramからの情報発信が大きな宣伝効果を持つ(撮影:尾形文繁)

 まいど、相場の福の神こと藤本です。株式相場で勝つには、「半歩先読み」が重要です。

 最近流行している言葉に「インフルエンサー」があります。「インフルエンサー(influencer)」をウィキペディアで調べると、世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のことだそうです。数千・数万の読者を持つカリスマブロガーが現れ、その人物が配信した情報が大きな宣伝効果を持つようになり、消費者の購買行動に影響を与えているのです。

 企業がその「インフルエンサー」を活用して宣伝することを、「インフルエンサー・マーケティング」と呼んでいます。最近では、ブログなどのテキスト情報だけでなく、instagramなどの画像や、YouTubeなどの動画などでの「インフルエンサー」が増加しています。特に、10代・20代の若者には、圧倒的にinstagramが人気となっています。

 今回は、相場の福の神が特選したインフルエンサー・マーケティングで飛躍出来そうな銘柄を2銘柄ご紹介いたしましょう。

バロックジャパンリミテッド(3548)

 東京都目黒区青葉台に本社がある服飾・衣料雑貨のSPA(製造小売業)です。渋谷「109」が発祥のギャル系ファッションが中心のアパレル企業です。「moussy」「SLY」などの人気ブランドを保有しています。「ルミネ」「109」などのファッションビル向け、百貨店向け、ショッピングモールなどの販売チャネル別や年代向けに多くのブランドを展開しています。多品種少量生産で、ブランド別の小規模店舗で販売しています。

 中国を中心に2万店舗以上の靴販売店を運営する中国最大手靴小売りチェーンの百麗国際HD(ベル・インターナショナル)が、傘下企業を通じて筆頭株主になっています。成長が鈍化した日本市場ではなく、今後大きな成長が期待出来る中国市場に注力しており、百麗国際HD(ベル・インターナショナル)と合弁会社を設立、年間60店舗の海外での新規出店を行っています。

■福の神「ここがポイント」

 通常のアパレル企業の場合、多額の広告宣伝費を使ってブランドの認知度を高め、ブランドイメージを向上させていますが、バロックジャパンリミテッドは非常に少ない広告宣伝費しか使っていません。カリスマ店員が消費者に非常に人気があり、そのカリスマ店員が薦める衣服などが口コミで売れていました。最近では、カリスマ店員が自分のinstagramで情報を発信しており、7万人以上のフォロワーもいる社員インスタグラマーもいます。

 モデルでタレントの木下優樹菜さんは、18歳の頃「moussy」でショップスタッフとして働いており、その後バロックジャパンリミテッドから新ブランドをプロデュース、「Be Free and Easy」をコンセプトに掲げた、ウィメンズブランド「Avan Lily(アヴァンリリィ)」を立ち上げています。

 社員インスタグラマーのモチベーションUP策として、社員個人のinstagramに、同社のネット通販までのリンクを張り、誰のinstagram経由で、実際にネット販売できたか、確認できるようにする予定です。また、その売上高に応じて、社員に成功報酬が付くようにシステム対応されるそうです。社員インスタグラマーのモチベーションがアップするため、社員インスタグラマーを「インフルエンサー」としたインフルエンサー・マーケティングで、販売拡大が期待できそうです。

■株式データ
株価:1230円
単元株数:100株
予想PER:9.8倍 
実績PBR:2.64倍
予想配当利回り:3.09%
時価総額:439億円

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バロックJ (3548) アライドア (6081)

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