猛暑関連とアルミ関連を集中物色!?

撹乱要因は初の「トランプ外遊」

古庄 英一
低位株物色に乗るなら需給に異変のアルミ関連株も一候補

 ちょうど1週間前の本稿で外需主力株の息切れが鮮明と記した。3月期決算を発表したばかりのトヨタ自動車(7203)、ソフトバンクグループ(9984)、パナソニック(6752)といった相場に影響力のある主力銘柄がこぞって反落したからだ。

 今週に入ってもこれら銘柄は一段安。為替がドル安・円高に傾いたためだ。「主力株の上値を買えないので下値で買っていこう」(中堅証券投資情報部幹部)と短期筋は内需系の小型材料株を集中的に物色している様子。ただ好反発したといっても、業績的な裏付けのある銘柄となるとそう多くない。印象的にはアヤ戻しにすぎない。

 1週間前のその本稿では二つの物色テーマを取り上げた。一つ目は「サマーストック定番銘柄がヒートアップしそう」。記事を配信した13日からの気温は平年よりやや低いか並みに戻った。そのためもあってか“定番銘柄”は続伸というほどの上げ幅ではなかった。来週は初夏を感じさせる、蒸し暑く日差しのきつい日が続きそうで、幅広い猛暑関連の上値追いが活発化するだろう。ちなみに24日には気象庁が3カ月予報を発表する。

 二つ目は「15日に第1四半期決算を発表する東証2部銘柄に潜んでいるかもしれない」。結果はアップルインターナショナル(2788)とフジコピアン(7957)が15日終値に対して続落、ピーエイ(4766)と大和重工(5610)と日本抵抗器製作所(6977)は横ばい反応薄。ラオックス(8202)は下げ止まり感が出たので来週に期待を持たせた。京葉瓦斯(9539)は逆に発表後に上値を試したが勢いは限定的でジリ高推移だろう。

 その中で“残り福”だったのは、第1四半期の営業利益が通期予想に対して42%という高い進捗率を示したソリトンシステムズ(3040)。12日終値757円を底値に19日ザラ場は1154円を付けるなど連日の大幅高を演じた。3月29日1株を2株に分割したばかりで、分割前の株価1643円を早期奪回する勢いを感じさせる人気ぶりだ。

NATOとG7の首脳会議プラスOPEC総会

 今週トランプ大統領は中東と欧州を歴訪する。20日に中東の親米2国とバチカンを訪問。週末はブリュッセルで開かれるNATO首脳会議とシチリアのG7サミットに初見参する。社交に長けたトランプ氏なので初の外遊を無事こなすと目されるが、リスクを嫌う市場関係者にとっては、気の抜けない一週間となりそうだ。また25日にはウィーンでOPEC総会も予定されており、原油先物価格の方向感が見えてくる週になるかもしれない。

ページトップ