情報通信がらみの「新顔」狙って雨後の竹の子掘り

直近決算発表銘柄もお手ごろだが

古庄 英一
金利や為替に方向感が出るまでは素材などオールドエコノミーは物色の対象外。ICTがらみのニューフェースを掘り出すほうが早い(撮影:今井康一)

 週明けの5月29日は米国と中国の株式市場がともに休場となる。来週の東京市場は26日と同じく任天堂(7974)とソフトバンクグループ(9984)に象徴される情報通信がらみのニューエコノミー銘柄が主導する相場となるだろう。足元相場では、ゲーム、ビットコイン、フィンテック、人工知能(AI)関連の銘柄が値上がり上位を占めた。イグニス(3689)、リミックスポイント(3825)、ソルクシーズ(4284)、サイバーリンクス(3683)などだ。

 こうしたICT(情報通信技術)やコンテンツがらみの銘柄は値動きが軽く、雨後の竹の子のように新顔が注目を浴びている。「会社四季報オンライン」の「<実況中継> きょうの動意株」で過去記事の履歴を閲覧できるので、そこからピックアップすると、さらに深堀りできるだろう。

 足元相場は、ニューエコノミー銘柄に食指が伸びる半面、素材やエネルギーといった社会資本にかかわるオールドエコノミー銘柄には矛先が向かいづらい。米国金融市場の動向に連動した長期金利と為替の方向感が見えづらいからだ。

 その方向を決定づける米FOMC(連邦公開市場委員会)が6月13、14日に開催される。利上げはすでに暗黙の了解となっているので、バランスシート縮小論議など長期金利の実勢レートにかかわる要件が焦点の一つとなっている。

 これから2週間強の間、市場はFOMCの結果を注視する姿勢を崩さないだろう。「金融緩和ペースは緩やかになる」との見方だとドルレートは上昇しづらく、日本の主力株の選好理由となる円安進行による業績上振れは想定しづらくなる。新年度の業績回復期待で好反発したオールドエコノミー銘柄は、いったん売り先行となっているので調整一巡を待ちたい。

 さて本稿では定番となりつつあるが、直近の決算発表銘柄を物色するのがお手ごろではないだろうか。筆者“イチ押し”は、

5月29日:カフェ展開の東和フードサービス(3329)
  30日:菱洋エレクトロ(8068)
  31日:トリケミカル研究所(4369)
6月1日:アルチザネットワークス(6778)
  2日、5日:イチ押しなし

 以降6日から14日にかけては個人投資家に人気のある内需系の1部上場銘柄が連日多数発表する予定だ。上述の“イチ押し”は脇に置いて、6日以降の四半期決算発表銘柄の中から、押し目狙いの好機に絞って打診買いするのも手だろう。

(=『株式ウイークリー』編集長)

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