「金のなる木」と「花形」の2事業で伸びる銘柄は?

安定収益と成長のいいとこ取り

藤本 誠之
安定収益を見込める「金のなる木」と成長する「花形」事業は最強の組み合わせだ(写真:ぺかまろ/PIXTA)

 まいど、相場の福の神こと藤本です。株式相場で勝つには、「半歩先読み」が重要です。

 ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が提唱する市場戦略分析手法であるプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)では、企業のビジネスを市場成長率と占有率の2軸で位置づけて分析します。

 成長率が高く、占有率も高い事業は、花形です。かなり良い状況ですが、市場成長率が高いため新規参入者が多く、競争が激化しやすいため、継続的な投資が必要です。高シェアを維持できれば、金のなる木に育つ可能性がありますが、もしシェアが落ちれば負け犬になってしまいます。

 成長率が低く占有率が高い事業は、金のなる木です。市場成長率が低いため、新規参入が少なく、安定的に収益が上がる状況です。企業にとってもっともよい状態と言えます。

 ただ株式市場では、金のなる木だけでは、高株価を望むことは難しいです。安定的な収益であっても、成長率が低ければバリュー株としてしか評価されないからです。やはり、市場成長率の高い花形事業を展開している企業の方がグロース株として評価されるので、株価が高くなる傾向があります。

 そこで今回は、アフィリエイト広告(成功報酬制度広告)という金のなる木と、メディア事業という花形のビジネスを双方抱えている2銘柄ご紹介しましょう。

インタースペース(2122)

 東京都新宿区西新宿に本社があるアフィリエイト(成果報酬)型広告のプラットフォーム「アクセストレード」を運営している企業です。

■福の神注目ポイント

 金のなる木は、アフィリエイト(成果報酬)型広告のプラットフォームの提供です。この業界は大手企業が寡占化している一方、上位企業は強みをもつ業種などが少しずつ違い、うまくすみわけています。アフィリエイト型広告全体も、EC(ネット通販)などの拡大で着実に成長しています。

 ただし、いわゆる代理店ビジネスであり、競争もあるので売上高と利益の伸びはほぼ同じになる傾向があります。今後も安定的な収益と小幅な成長が期待できるものの、利益率の大きな向上は見込みにくいビジネスです。

 花形は、日本最大級のママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム」です。月間580万人以上のユーザーが利用し、1億以上のページビュー(PV)があります。主に広告収入が収益源となっており、最近では様々な企業とのタイアップ広告が増加しています。ママ向けを狙って、大手食品会社や教育関連企業のタイアップ広告も急増しています。システム構築やコンテンツ作成のコストが掛りますが、既に損益分岐点を超えており、今後の売上増加は、ほぼ収益となって利益率の大幅な向上が見込めます。

■株式データ
株価:1623円
単元株数:100株
予想PER:17.8倍 
実績PBR:2.98倍
予想配当利回り:0.68%
時価総額:113億円

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