米株式市場は上昇、コミー氏の証言文書に予想外の内容含まれず

ダウは37ドル高の2万1173ドル

ロイター
6月7日、米国株式市場は反発して引けた。写真はNY証券取引所のトレーダー、2日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株式市場は反発して引けた。コミー前米連邦捜査局(FBI)長官が8日に行う議会証言の内容が明らかになったが、米大統領選でのトランプ陣営とロシアとの関係について特段新たな事実は含まれていなかったと受け止められ、安心感から買いが優勢となった。

コミー氏が上院特別情報委員会で行う証言の内容が事前に委員会のウェブサイトで公開された。この中でコミー氏は、フリン前大統領補佐官の捜査から手を引くようトランプ氏から要請を受け、「忠誠が必要だ、忠誠を期待している」と言われたと明かした。

市場では、コミー氏の証言で新事実が明らかになり、税制改革や規制緩和などトランプ氏の経済政策の実行が一段と難しくなるとの懸念が広がっていた。

エンパイア・エグゼキューションズのピーター・コスタ社長は「投資家は(コミー氏の証言に)火に油を注ぐような内容がないよう望んでいた」と指摘。「証言内容はそれほどひどいものではなかった」と述べ、トランプ氏がさらに対応を迫られるような具体的な内容はなく、市場に安心感が広がったとした。

与党・保守党のリードが縮小している英総選挙や欧州中央銀行(ECB)の理事会など、8日に予定されているイベントが引き続き投資家の注目を集めている。

セクター別ではエネルギー株が全般に軟調。米エネルギー省が発表した週間在庫統計で原油在庫が予想外に増加し、原油価格が急落したため。S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は2%近く下落し、同指数を構成する34銘柄のうち32銘柄が下げた。

個別銘柄では、宝飾品の米シグネット・ジュエラーズが4%上昇。半面、石油・天然ガス開発のニューフィールド・エクスプロレーションは7%下げた。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は1.12対1だった。ナスダックは1.13対1で上げが下げを上回った。

米取引所の合算出来高は約66億株で、直近20営業日の平均にほぼ一致した。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21173.69 +37.46 +0.18 21171.57 21189.84 21113.31 <.DJI>

前営業日終値 21136.23

ナスダック総合 6297.38 +22.32 +0.36 6290.44 6302.78 6267.18 <.IXIC>

前営業日終値 6275.06

S&P総合500種 2433.14 +3.81 +0.16 2432.03 2435.28 2424.75 <.SPX>

前営業日終値 2429.33

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