米国株は下落、アップル売られハイテク株を圧迫

ダウは36ドル安の2万1235ドル

ロイター
6月12日、米国株式市場は、主要株価指数が下落して取引を終えた。アップルが続落して全体の下げを主導した。2014年6月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 12日の米国株式市場は、主要株価指数が下落して取引を終えた。年初来で大きく上昇していたハイテク株に売りが広がる中、アップルが前週末に続いて下落して相場全体の下げを主導した。

みずほセキュリティーズはアップル株について、今年はアウトパフォームしてきた上、「予定されている製品サイクルは現在の水準に完全に織り込まれた」と指摘。投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。アップルはこの日、2.4%下落したが、年初来では約26%上昇している。

前週末の9日に2.7%下落していたS&P情報技術株指数は12日にも0.8%下げた。2営業日合計では、この1年近くで最大の下げとなった。

ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏はハイテク株の軟調な地合いについて、相場全体の急落に展開するとは予想していない。

同氏は「ナスダックや大型ハイテク株は調整の領域にも入っていない。仮に経済指標が悪化すれば心配だが、景気後退に陥るリスクは依然として極めて低く、(ハイテク株の)下落が前兆になることはないと思う」と述べた。

ただ同氏は、短期的には米連邦準備理事会(FRB)が「市場には最大のリスク」と指摘。14日に終了する連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、相場の下値に買いを入れるつもりはないと話した。

個別銘柄では、スポーツ衣料品のアンダーアーマーが5.8%上昇したが、動画配信サービスのネットフリックスは4.2%下落した。

ゼネラル・エレクトリック(GE)は3.6%高。同社はジェフ・イメルト最高経営責任者(CEO)が退任し、後任のCEOにGEヘルスケアの責任者であるジョン・フラネリー氏が就任すると発表した。

バイオ医薬品のコヒーラス・バイオサイエンシズは23.8%急落。アムジェンの治療薬「ニューラスタ」に対するコヒーラスのバイオ後発薬を米食品医薬品局(FDA)が承認しなかったことを受けて売られた。アムジェンは0.5%値上がりした。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.03対1だった。ナスダックでは1.37対1で下げ銘柄が上げ銘柄を上回った。米取引所の合算出来高は約78億9000万株で、直近20営業日の平均である68億1000万株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21235.67 -36.30 -0.17 21259.95 21277.08 21186.15 <.DJI>

前営業日終値 21271.97

ナスダック総合 6175.47 -32.45 -0.52 6153.56 6183.81 6110.67 <.IXIC>

前営業日終値 6207.92

S&P総合500種 2429.39 -2.38 -0.10 2425.88 2430.38 2419.97 <.SPX>

前営業日終値 2431.77

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