米ナスダック・S&P反落、ハイテク株軟化で ダウは最高値更新

ダウは46ドル高の2万1374ドル

ロイター
6月14日、米国株式市場は、前日値上がりしたハイテク株が再び軟化したことから、ナスダック総合とS&P総合500種が反落した。6月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は、前日値上がりしたハイテク株が再び軟化したことから、ナスダック総合とS&P総合500種が反落した。米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ決定と、予想より低調だった経済指標の発表を受け、先行きの成長鈍化懸念が広がった。

金融株が上昇したため、ダウ工業株30種は小幅続伸して前日に続いて終値で最高値を更新した。

FRBは14日までの連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で景気拡大持続と労働市場の強さを指摘し、追加利上げに踏み切った。ただ一部の投資家はFRBのタカ派姿勢が今後米経済に及ぼす影響を不安視し、ハイテク株の売りにつながった面があった。また14日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)は予想に反して前月比で下落し、5月米小売売上高は1年4カ月ぶりの大幅な落ち込みを記録した。

サイノバス・トラストのポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏は「ハイテク株にとって命とりになるのはマイナスの国内総生産(GDP)もしくはソフトウエア・機械設備(投資)の減速だ。だからハイテク株は、今日の利上げがGDPを鈍化させて将来の業界の利益を圧迫するとの心配から売られている」と説明した。

セクターごとの動きを見ると、エネルギー株の下げも目立った。米週間ガソリン在庫が予想外の高水準だったことなどを背景に原油価格が下落したためだ。

個別銘柄では医薬品のアレクシオン・ファーマシューティカルズが9.3%上昇。同社はバイオ医薬品のバイオジェンの最高財務責任者(CFO)を自社のCFOに指名した。バイオジェンは3.1%下がった。

税務・会計サービスのH&Rブロックは7.9%高。四半期売上高・利益がアナリスト予想を超えた。

騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が1.13対1、ナスダックが1.41対1でいずれも下げが優勢。米取引所の合計出来高は約71億株と過去20営業日平均の68億株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21374.56 +46.09 +0.22 21342.71 21391.97 21294.09 <.DJI>

前営業日終値 21328.47

ナスダック総合 6194.89 -25.48 -0.41 6237.46 6237.53 6153.55 <.IXIC>

前営業日終値 6220.37

S&P総合500種 2437.92 -2.43 -0.10 2443.75 2443.75 2428.34 <.SPX>

前営業日終値 2440.35

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