「売り場のIT化」で脚光浴びそうなあの会社

買い物のスタイルが変わる…

岸田 彩加
ショッピングカートに付けられたタブレットでクーポンを受信

 ファーストリテイリング(9983)の子会社が運営するお気に入りの「GU」銀座店へ足を運んだときのことです。スカートやTシャツなどを購入して代金の支払いをしようとしたところ、ちょっと変わった形のレジ。そこには店員さんも立っていません。

 実はこれ、買い物客自ら精算する「セルフレジ」です。スーパーなどではよく見かけるようになりましたが、「アパレル店でも導入されているとは!」と興味本位で利用してみました。レジの下についているコインロッカーのようなボックスに、購入した洋服3着を投入するとそれぞれの商品名と値段が液晶パネルに表示されました。レジで支払いを済ませた後は、自分で服をたたんで袋に入れるだけ。最初から最後まで「セルフ」だったのには驚かされました。

 レジのボックスに買った物を入れると、なぜあっという間に購入商品の明細が液晶パネルに表示されるのかを気になって調べてみると、「RFID」と呼ばれる電子タグを利用していることがわかりました。RFIDは無線電波を活用して、ICチップのデータを読み書きする技術。各商品に付いているタグの情報をボックス内の読み取り機で瞬時に読み取ることのできるレジだったのです。

 これまでもセルフレジを使う機会はありましたが、店員さんが手にしたスキャナーで商品のバーコードを読み取るタイプばかり。「GU」では「近未来型」の買い物を体験しました。

 「進化形セルフレジ」はコンビニにもお目見えしました。ローソン(2651)パナソニック(6752)とタッグを組み、昨年12月からRFIDの技術を利用した「レジロボ」というセルフレジの実証実験を始めています。商品をかごに入れると専用の機械でタグを読み取るだけでなく、購入料金の支払い後に商品の袋詰めまでしてくれるなど至れり尽くせりです。

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