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猛暑関連銘柄と政策期待銘柄を両にらみ

夏バテ相場にはこの“打ち水“

古庄 英一
Harvepino / PIXTA(ピクスタ)

 太平洋上を迷走する台風5号の影響で、東京都心など首都圏は8月というのに朝夕30℃を下回る涼しい日が続いた。一方、大阪など西日本各地は連日の真夏日。本稿は次週休載するので、冒頭で2週間分の話題として、着実に攻め入りたくなる「猛暑関連」銘柄に触れておく。“夏バテ相場”の打ち水となると期待を寄せるからだ。

 猛暑関連銘柄の四半期(2017年4~6月期)決算は、9日に森永乳業(2264)、雪印メグミルク(2270)、資生堂(4911)が発表するとほぼ出そろう。ただしこの決算には書き入れ時の7~9月業績は含まれず、結果は3カ月先でないと明らかにならない。

 5月連休以降、猛暑関連銘柄はどれも往来相場となっている。しかも買われる銘柄と売られる銘柄が月替わりで交代している印象が強い。ということは7月末にかけて下値圏にあった銘柄は出直るタイミングが訪れつつあるということか。具体的には、ライオン(4912)、資生堂(4911)、コーセー(4922)などは上げ相場が一巡、替わって日柄調整が済んだ花王(4452)、ポーラ・オルビスホールディングス(4927)、小林製薬(4967)らが反発モード入りしそうだ。

 また、四半期決算後に材料出尽くしで急落した江崎グリコ(2206)、日本ハム(2282)などは底打った感がする。乳飲料では、ヤクルト本社(2267)が下値から好反発しており、これに明治ホールディングス(2269)、森永乳業、雪印メグミルクが続けるかどうか。逆張りで狙うのであれば以上がお勧めだ。

7日のソフトバンクGで業績相場は一巡

 台風5号は強い勢力を保ったまま本州に上陸するおそれがあるという。まるで業績相場が一巡した後の売り圧力におびえる株式相場の先行きを暗示するかのようだ。

 それにしても日経平均株価の上値が重たい。ドル円相場が膠着ぎみとは言っても、6月20日以来遠のいたままの年初来高値にトライしてもおかしくないはずだ。しかし、好決算を発表した銘柄の値動きをつぶさに観察すると致し方ないのがわかる。上げ幅が限定的な半面で、下げ幅は極端すぎるほど大きいからだ。半導体・有機EL絡みの部材メーカーの調整入りがそれを物語る。

 東京エレクトロン(8035)は上げ幅が帳消しとなって下値メドの1万5000円を割り込んで4日の取引を終えた。ハイテクの主力株が相対的に冴えない中で、直近高値更新銘柄をざっと見ると、建築・土木、化成品、鋼材といった加工品製造の中小型割安銘柄に資金がシフトしたことがわかる。

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