米年末商戦はネットと店舗で明暗、感謝祭後の週末は前年下回る

12月1日、米年末商戦の始まりとなる、感謝祭後の週末の小売り売上高は、大幅な値引きの影響で前年を下回った。写真は11月、カリフォルニア州で撮影(2013年 ロイター/Jonathan Alcorn)

[ニューヨーク 1日 ロイター]米年末商戦の始まりとなる、感謝祭後の週末の小売り売上高は、大幅な値引きの影響で前年を下回った。ただ、インターネットでの販売は伸び、店舗販売と明暗が分かれた。

全米小売業協会(NRF)の試算によると、感謝祭後の週末の1人あたりの平均購入額は407.02ドル。値引きの影響で、前年より3.9%少なくなった。

NRFのシャイ最高経営責任者(CEO)は「小売り各社は引き続き、財布の紐の固い顧客に買い物させようと、店舗とネットで販売攻勢をかける」との見通しを示した。

NRFによると、「ブラックフライデー」と呼ばれる感謝祭の翌日を含む4日間に少なくとも1回買い物に出かけた人は1億4100万人と前年の1億3900万人を上回った。しかし、総購入額は574億ドルで前年の591億ドルを2.8%下回った。

アナリストは、大幅な値引きが利益率を圧迫すると予想。

コンサルティング会社マーカムのロン・フリードマン氏は「売り上げが伸びても粗利益率は低下するだろう。超値引き商品が通常の値引き品以上に売れている」と述べた。

感謝祭後の週末は、小売り各社の売上高の約30%、利益の約40%を占める年末商戦を占う鍵とされる。

今年の商戦は前年より6日短い。このため、今年の各社はバーゲン開始を例年より早めている。

NRFは、年末商戦を通じた売上高を引き続き3.9%増と予想している。

ネット販売は好調

こうした中、インターネットでの販売は好調だ。調査会社コムスコアによると、感謝祭とブラックフライデーのネット販売の売上高は17.3%増。コムスコアでは、年末商戦を通じた売上高を16%増と予想している。

よく利用されたのは、アマゾン・ドットコム、イーベイ、ウォルマート・ストアーズ、ベストバイ、ターゲットのサイトだった。

感謝祭後の週明け月曜日は、「サイバーマンデー」と呼ばれ、ネット販売にとって最も重要な日。今年は12月2日。

小売り各社はサイバーマンデーにも力を入れており、JCペニーが1日に「サイバーマンデー」セールを開始したほか、ターゲットは「サイバーウィーク」と銘打ちネット販売拡大を目指す。

NRFは、サイバーマンデーのネット購入者を1億3100万人と、前年の1億2900万人を上回ると予想している。
 

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