日経平均続落、円安一服で利益確定売りに押される

前日終値比82円安、1万5529円で午前の取引を終える

12月11日、前場の東京株式市場で日経平均は続落した。都内で10日撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 11日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落した。外為市場で円安が一服したほか、前日の米国株も高値警戒感から軟調な値動きとなったことで、輸出株中心に売りが先行。一時108円安まで下げた。だが、心理的節目の1万5500円を割り込まず底堅さが確認されると、小口の押し目買いが入り下げ渋った。

米規制当局が10日に公表したボルカールールの最終案に想定外の厳しい内容が盛り込まれなかったことも安心感につながった。

13日のメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えて積極的に買い上がる投資家は少なく、東証1部の前場売買代金は1兆円割れの低水準だった。市場では「週初に大幅高となった反動で利益確定売りが続いているが、SQを控えた仕掛け的な動きは今のところ出ていない。いったん売りを吸収し、次の上昇に備える局面だろう」(野村証券エクイティ・マーケット・ストラテジストの山内正一郎氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、プレス工業<7246.T>が3日ぶりに反落。同社は10日、スイスを中心とする海外市場で円建てCBを発行し、99億7500万円を調達すると発表した。将来の株式転換に伴う希薄化を懸念した売りが出た。半面、ソフトバンク<9984.T>は安寄り後に切り返し年初来高値を更新した。特段の材料は出ていないが、積極的な海外展開による業績拡大への期待が値強い。

東証1部の騰落数は、値上がり479銘柄に対し、値下がりが1119銘柄、変わらずが168銘柄だった。

(河口浩一)

日経平均<.N225>
前場終値 15529.28 -82.03
寄り付き 15509.93
安値/高値 15503.1─15562.3

東証出来高(万株) 115254
東証売買代金(億円) 9884.30
 

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