ドル103円後半、年初来高値が射程圏内に

ユーロ/円も5年2カ月ぶり高値

12月13日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の103円後半。2011年8月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 13日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の103円後半。シカゴの日経平均先物がしっかりしていたことを受け、東京株式市場への期待感から寄り付き前に円売りが進み、ドル/円は一時103.66円まで上昇、5月22日の年初来高値103.74円を試す動きとなった。

ただ日経平均<.N225>がさえない展開になったことで、その後は伸び悩んだ。

<年初来高値を射程に>

正午までのドル/円は103円台で底堅い動きとなった。朝方の取引が薄い時間帯に短期筋の仕掛け的な買いが入り、節目の103.50円を突破。その後も短期筋の買いが断続的に入り、東京株式市場の寄り付き前に、5月22日以来の高値となる103.66円まで上昇した。

ユーロ/円も142.53円まで上昇、約5年2カ月ぶりの高値をつけた。

その後、日経平均株価が小安く寄り付くなど、さえない動きになったことで緩む場面もあったが、引き続き短期筋の買いが流入したほか、実質五・十日に絡んだ輸入企業の買いも相場をサポート、相場は底堅さを保った。依然として年初来高値の103.74円が射程圏内にある。

市場では「今週上値トライを一回失敗したことで、年初来高値はやはり難しいとの判断から、ポジションを落としたところも多かった。いまはポジションが軽くなっており、もう一段上に行くと一気に跳ねる可能性がある」(大手邦銀)との声が出ていた。

もっとも「日本人は明らかに買い遅れており、日本の短期投機筋などは買い上げているが、海外勢は引きずってきたロングをうまく利食おうとしている」(別の大手邦銀)と売り圧力の強まりに警戒する声も聞かれた。

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)総裁の発言を受け、海外市場で急落した豪ドルは買い戻す動きが優勢となった。

スティーブンス総裁は地元紙とのインタビューで、豪ドルは0.8500米ドル付近が望ましいとの認識を示した。

(志田義寧)
 

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