塩野義製薬は共同プロモーション契約を締結

導出した抗HIV薬の国内承認申請受ける

水落 隆博

 塩野義製薬が英国ViiV社に導出した抗HIV薬ドルテグラビルについて、日本法人と国内での共同プロモーション契約を締結した。ViiV社が12月5日に国内で申請をしたことを受けた動き。

 国内で承認を取得した後は、ViiV社と塩野義製薬が共同で医薬機関などへの医薬情報提供活動を行うことになり、塩野義製薬はフィーを受け取る。なお流通、販売は、既存のViiV社製品同様にグラクソ・スミスクラインを通じて行う。

 ドルテグラビルは、塩野義製薬とグラクソ・スミスクライン、英国ViiV社との共同開発により見いだされた新規の抗HIV薬であり、現在はViiV社が全世界での開発、販売権を保有している。2012年12月に米国、欧州で承認申請を行い、米国では13年8月に承認を取得。欧州でもこの11月に欧州医薬品庁のヒト用医薬品委員会で承認勧告を受理した。

 ViiV社は、もともとグラクソ・スミスクラインとファイザーが2009年に設立した抗HIV薬に特化した会社で、塩野義製薬は12年10月に10%の持ち分を取得している。

 塩野義製薬では、大型薬に成長した高脂血症薬クレストールが2016年~2017年にかけて特許切れが多くなり、高水準にあるロイヤルティの減少が見込まれている。塩野義製薬ではこの抗HIV薬をもって、その5割以上の穴埋めを狙っていくという。

(百万円) 売上高 営業利益 経常益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連本2013.03 282,903 58,848 58,922 66,727 199.3 42
連本2014.03予 284,800 62,000 61,000 43,000 128.4 44
連本2015.03予 288,000 64,000 63,000 39,000 116.5 44 - 46
連中2013.09 138,715 28,460 27,828 21,405 63.9 22
連中2014.09予 139,500 29,000 28,400 17,500 52.3 22 - 23

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塩野義薬 (4507)

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