日経平均は続伸、円安好感で利益確定売りこなし上値追い

12月30日、前場の東京株式市場で日経平均は続伸。27日に付けた取引時間中の年初来高値1万6232円69銭を更新し、2007年11月以来約6年1カ月ぶりの高値水準まで上昇した。写真は東京証券取引所。2008年10月撮影(2013年 ロイター/Issei Kato)

[東京 30日 ロイター]前場の東京株式市場で日経平均は続伸。27日に付けた取引時間中の年初来高値1万6232円69銭を更新し、2007年11月以来約6年1カ月ぶりの高値水準まで上昇した。

円相場が1ドル105円台前半と円安方向に振れ、為替感応度の高い輸出株などに買いが先行した。新年相場への期待感から個人を中心に買い意欲は強く、物色は不動産、銀行、建設などの内需系にも広がった。

日経平均は前週末までの8連騰で短期的な過熱感があり、買い一巡後は利益確定売りや年末年始の6連休を控えたポジション調整売りが上値を抑えたものの、主要先進国の景気回復期待や、当面は金融緩和環境が継続するとの安心感が相場の支えとなった。前場の東証1部値上がり銘柄数は全体の約8割に達し、TOPIXは一時5年5カ月ぶりに1300ポイントを回復した。

きょうの大納会終値で日経平均が9日続伸すれば、2009年7月14日ー27日以来、4年5カ月ぶりの連続上昇記録となり、かつ2年連続の年末高値となる。市場では「中小型株や出遅れ株が買われ全体の底上げが進んでいる。カネ余りを背景にリスク資産を選好する動きは当面持続しそうだ」(準大手証券)との声が出ていた。

個別銘柄では、三井不動産<8801.T>が年初来高値を更新。来年の資産価格上昇への期待などを背景に買われている。不動産株は総じて高い。半面、日本製紙<3863.T>は軟調。28日付の日本経済新聞は、同社の2013年4ー12月期の連結営業利益が170億円程度になったようだと報じた。前年同期(旧日本製紙グループ本社)比3%減となる。収益悪化を警戒した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり1403銘柄に対し、値下がりが277銘柄、変わらずが93銘柄だった。

(河口浩一)

日経平均<.N225>

前場終値 16240.39 +61.45

寄り付き 16269.22

安値/高値 16182.71─16269.66

東証出来高(万株) 148181

東証売買代金(億円) 10394.69
 

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