米株は反発、底堅い12月米小売売上高を好感

ダウは115.92ドル高、先行き懸念和らぐ

1月14日、米国株式市場は反発し、前日の下げの大半を取り戻した。写真はニューヨーク証券取引所(2014年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 14日の米国株式市場は反発し、前日の下げの大半を取り戻した。朝方発表された12月の米小売売上高が市場予想を上回ったことで、企業業績悪化や景気鈍化をめぐる懸念が和らいだ。

ダウ工業株30種<.DJI>は115.92ドル(0.71%)高の1万6373.86ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は69.72ポイント(1.69%)高の4183.02。

S&P総合500種<.SPX>は19.68ポイント(1.08%)高の1838.88。

12月の米小売売上高はコアベースで前月比0.7%増加し、市場予想の0.3%増を上回った。11月の自動車を除く小売在庫が0.6%増加したことも相まって、第4・四半期の成長率見通しにとって追い風となった。

ウィンダム・ファイナンシャル・サービシズの最高投資ストラテジスト、ポール・メンデルソーン氏は「12月の小売売上高が皆を安心させた感じだ。10日発表の雇用統計は予想を裏切ったが、小売売上高により景気は良好なペースで拡大を続けている可能性が高いことが示された」と述べた。

サーモスタット(温度調節装置)や煙感知器製造の米ネスト・ラボを買収すると前日発表したグーグル<GOOG.O>が2.4%高。

JPモルガンが投資格付けを引き上たインテル<INTC.O>は4%上昇した。

JPモルガン・チェース<JPM.N>は予想を上回る内容の決算を発表したが、株価が既に2000年以来の高値水準で推移していたため、上昇率は0.1%に届かなかった。

電気自動車のテスラ<TSLA.O>は高級セダン「モデルS」の第4・四半期の販売が自社の予想を上回ったと発表し、15.7%急伸した。

タイム・ワーナー・ケーブル(TWC)<TWC.N>に対する買収提案を行ったケーブルテレビ米第4位のチャーター・コミュニケーションズ<CHTR.O>は2.3%、TWCは2.7%、それぞれ上昇した。

S&P指数は前日大幅下落した後、この日は反発した。株価が一本調子で上昇した昨年と異なり、今年は市場の変動が高まりそうだと市場参加者は話している。

JPモルガン・ファンズのグローバル・マーケット・ストラテジスト、アンドレス・ガルシア・アマヤ氏は「今年の市場の予告編を見ているようだ。ややボラティリティが高まるということだ」と述べた。

CBOEのボラティリティ(VIX)指数は13日に9.4%上昇した後、この日は7.5%低下して12.28となった。

トムソン・ロイターのデータによると、まだS&P500社の5%しか決算発表を終えていないが、このうち利益が予想を上回った割合は53.8%と、過去平均の63%を下回った。

BATSグローバル・マーケッツによると、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は年初来の1日平均の約65億株とほぼ並んだ。NYSEでは上昇銘柄数と下落銘柄数が12対5の割合で、ナスダック市場では3対1の割合だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         16373.86(+115.92)

前営業日終値    16257.94(‐179.11)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4183.02(+69.72)

前営業日終値    4113.30(‐61.37)

S&P総合500種<.SPX>

終値         1838.88(+19.68)

前営業日終値    1819.20(‐23.17)
 

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