日経平均は大幅反発、買い戻し優勢で25日線回復

大引けは前日比386円高の1万5808円

1月15日、東京株式市場で日経平均は大幅反発。写真は東京証券取引所。2009年12月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅反発。25日移動平均線(1万5702円72銭=15日)を回復し、前日に空けたマド(1万5661円71銭─1万5754円70銭)埋めも完了した。

予想を上回る12月米小売売上高を好感し米国株が上昇したうえ、円安進行も追い風となり、寄り付きから幅広い銘柄に買いが先行した。日経平均が前日に500円近い大幅安となった反動も大きく、東証33業種すべてが値上がりし、全面高となった。

先物への買い戻しが入り、ファーストリテ<9983.T>ファナック<6954.T>など指数寄与度の大きい銘柄が堅調。足元では個人投資家の待機資金が潤沢で、中低位株への物色がみられるほか、1月中旬からは春先にかけて新年運用資金が流入する季節性があるなど需給環境は良好との見方が出ている。ただ日経平均の上昇ペースは鈍るとみられており、「日米決算の発表本格化とともに個別物色にシフトする」(国内証券)という。

楽天経済研究所シニア・マーケットアナリストの土信田雅之氏は「きょうの株高は、12月米雇用統計の下振れを受けたネガティブ反応の反動に過ぎない。先行きの米景気や米金融政策に不透明感が増しており、1月28─29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過するまでは高値奪回は難しい」とみていた。

個別銘柄では、東芝<6502.T>が反発。英国で加圧水型原子炉「AP1000」3基の建設計画を有する原子力発電事業開発会社ニュージェンの株式60%を取得すると15日に発表し材料視された。2014年8月期業績予想の上方修正を発表した千代田インテグレ<6915.T>は昨年来高値を更新した。

半面、ジェイアイエヌ<3046.T>が急落。14日に発表した2014年8月期第1・四半期(9ー11月期)決算で、連結純利益が前年同期比91%減の7000万円と大幅減益になったことが嫌気された。ユーシン<6985.T>は2013年11月期業績が従来予想を大きく下回ったことが嫌気され、大幅安となった。

東証1部騰落数は、値上がり1555銘柄に対し、値下がりが159銘柄、変わらずが64銘柄だった。

(杉山容俊)

日経平均<.N225>
終値      15808.73 +386.33
寄り付き    15649.07
安値/高値   15636.57─15808.73

TOPIX<.TOPX>
終値       1294.52 +25.44
寄り付き     1285.14
安値/高値    1283.95─1294.52

東証出来高(万株) 268817
東証売買代金(億円) 24265.33
 

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