日経平均は続落、根強い新興国不安で下げ幅300円に迫る

日経平均終値は295円安の1万4619円

2月3日、日経平均は続落した。写真は都内で1月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。新興国への不安がぬぐいきれず、朝方から輸出株を中心に売られたほか、信用取引の追い証(追加保証金の差し入れ義務)発生などを意識した個人の売りが膨らみ、下げ幅は大引けにかけて300円近くまで拡大した。市場では米雇用統計など重要指標を見極めたいとの思惑もあり、調整局面が続くとの声が上がっている。

アルゼンチンペソの急落に端を発する新興国不安は払しょくされておらず、前週末の米株も主要3指数が下落した。東京市場でも、トヨタ<7203.T>ソニー<6758.T>などの主力輸出株に加え、値がさ株のファーストリテイリング<9983.T>ソフトバンク<9984.T>など幅広い銘柄で売りが先行した。

日経平均は大引けにかけて先物主導で下げ幅を拡大、一時は299円安まで下落した。終値ベースで1万4700円を下回ったのは昨年11月13日以来。市場では「下値めどとして意識されている26週移動平均線(1万4794円45銭=1月31日)を下回り、地合いの悪化が警戒されている」(国内証券)との声が出ている。今週は、1月ISM製造業景気指数や1月雇用統計など米重要指標の発表が予定されており、積極的に買いを入れる向きは少ないとみられている。

東証業種別株価指数では33業種のうちすべての業種で下落。また、東証マザーズ指数は下落率が8.25%と、日経平均の1.98%と比べて突出して高く、「大荒れの大型株につられる形で中小型株からもマネーが逃げている」(国内証券)という。

個別銘柄では、Jパワー<9513.T>が反落。2014年3月期の当期利益予想を下方修正したことが嫌気された。半面、14年3月期の連結業績予想と配当予想を上方修正したセイコーエプソン<6724.T>が急反発。10─12月期の堅調な受注高を好感したファナック<6954.T>も反発した。

また、ソフトバンクが大幅安となり、時価総額が3日終値ベースで三菱UFJ<8306.T>を下回った。2013年10月3日に逆転して以来初めて。

東証1部騰落数は、値上がり162銘柄に対し、値下がりが1592銘柄、変わらずが26銘柄だった。

日経平均<.N225>
終値      14619.13 -295.40
寄り付き    14788.56
安値/高値   14615.05─14846.93

TOPIX<.TOPX>
終値       1196.32 -24.32
寄り付き     1212.97
安値/高値    1196.16─1217.94


東証出来高(万株) 292068
東証売買代金(億円) 26598.2

(梅川崇)

 

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