カリスマサラリーマン投資家が教える IPO投資の極意

口座はできるだけ多く開設、当たるまで待つ

キャリア20年以上のサラリーマン投資家 JACK ジャック 40代サラリーマン投資家。FX、不動産にも投資。『元手50万円から始める! 月5万円をコツコツ稼ぐらくらく株式投資術』など著者多数。ブログ「豆の木株情報」

IPO(株式新規公開)で手堅く利益を出すコツは第一に、上場株式の売買と同じものとは考えないこと。将来性があるとか、公開後も株価が上がると思っても、初値で必ず売ってしまう。

上場前に決まる発行価格(公募価格)と、上場当日に初めてつく価格(初値)には差があり、初値が公募価格を上回ることが多い。が、さらに上値を追う銘柄は少ない。

保有し続けたいなら、売却後にあらためて上場株式として購入するべきで、その投資スタンスを冷徹に貫けるかどうか。含み損が出た株式を売ってロスカット(損切り)するのは心理的につらいのでズルズルと保有し、次の投資機会に資金を振り向けることができなくなってしまう。

私自身、株式投資を始めた当初は上場株式の売買が中心だった。あさひ銀行(現りそなホールディングス)が気に入って保有していたが値下がりして、ロスカットできずに買い向かって含み損が数百万円となり、1~2年分の利益を失いつつあった。しかし、2002年に初めて証券会社から勧められたシンプレステクノロジーのIPO投資で、その窮地を脱することができた。

口座はできるだけ多く開設、当たるまで待つ

IPO投資を行うには、証券会社ごとに割り当てられた株式の配分を受け(主に抽選)、購入する権利を獲得しなければならない。そのためには、できるだけ多くの証券会社に口座を開設したほうがよい。口座を開設して株を取得するだけなら、入札に関する参加料や手数料はかからない。かかるのは、その株を売却する際の手数料だけだ。口座開設は、ネットなら書類を郵送、店頭なら40~50分の説明の後、本人確認を行い、2~3日後までの入金で終了だ。口座を開設したら、最初は最低限(10万~30万円くらい)の資金を入金しておく。IPO銘柄が上場する2~3週間前までに申し込み、当たったら2日くらいで購入資金を移せばよい。

割り当て株数は大手証券が多いが、個人投資家の競争率も高い。逆に割当株数は少ないが、地場証券なら他の投資家との競争が少なくなるので、購入できるチャンスは広がる。私は70社弱に口座を持っている。

「IPO(に投資する権利)なんて当たらないよ」とよく言われる。そうした方は数回のチャレンジであきらめていることが多い。特に気軽に応募ができるネット証券の抽選枠では、2~3年に1回当たるかどうかだし、まして50万円以上の利益が出るならそれより確率が低いのが一般的だから、モチベーション維持を含め根気との勝負になる。

また、幹事証券だけでも5社から6社に申し込むことができるのに、実際には2社ぐらいしか口座開設しないことが大半ではないか。

口座数を増やすデメリットとしては、証券会社から電話などで別の投資商品への勧誘攻勢を受けること。これが嫌だという方は、ネット証券だけに口座を持つのがよいだろう。

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