前場の日経平均続落、先物売りで下げに転じる

前場終値は99円安の1万4435円

2月14日、前場の東京株式市場で日経平均は続落。一時143円高となったが、先物市場への断続的な売りが出ると、指数は下げに転じた。写真は都内で4日撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 14日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落。朝方から買いが先行し、一時143円高となったが、手掛かり材料の乏しさから利益確定売りが優勢で指数の上値を押さえたという。先物市場への断続的な売りが出ると、指数は下げに転じた。

米市場が3連休となる週末を前に買いは手控えられやすいという。

株式市場筋によると、2月限日経平均オプションの最終決済にかかわる日経平均のSQ(特別清算指数)値は、1万4536円09銭となった。SQ算出に絡む売買は「やや売り越し」(国内証券)とみられ、寄り付きの日経平均の重しとなったが、波乱は乏しかった。

寄り付き後に日経平均が上値を試す場面があったが、「手掛かり材料に乏しいうえ、週末要因もあり利益確定売りが出やすい」(東洋証券ストラテジストの土田祐也氏)といい、買い一巡後は伸び悩んだ。不動産や金融株の一角が軟調でTOPIXが下げに転じ、先物売りで日経平均がSQ値を下回ると売り圧力が増した。

テクニカルでは日経平均の25日移動平均線(1万5122円25銭=14日前場)と75日移動平均線(1万5175円91銭=同)がデッドクロスを形成し、形状が悪化したほか、前場終値では200日移動平均線(1万4464円24銭=同)を再び下回った。

個別銘柄では、キリンホールディングス<2503.T>が大幅続落。同社は13日、2014年12月期の連結営業利益が前年比2.0%減の1400億円になるとの見通しを発表した。日本総合飲料と海外総合飲料は増収増益を見込むものの、14年4月の薬価基準引き下げが大きく影響する。市場予想を下回る利益計画が嫌気された。

半面、ヤフー<4689.T>は反発。ゴールドマン・サックス証券が目標株価を750円に引き上げ、買い・コンビクションリストに新規採用したことが買い手掛かりとなった。従来の目標株価は650円。

東証1部の騰落数は、値上がり319銘柄に対し、値下がりが1359銘柄、変わらずが101銘柄だった。

(杉山容俊)

 

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