日経平均は小幅続落、材料難で方向感定まらず

前場終値は2円安の1万4920円

2月28日、前場の東京株式市場で日経平均は小幅に続落した。写真は東京証券取引所。2008年11月撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 28日 ロイター]前場の東京株式市場で日経平均は小幅に続落した。手掛かり材料が乏しく、前日の終値を挟んだ水準で小幅に推移した。前日の米株高を好感したものの、強含みの円相場や新興国リスクへの懸念などもあり、売買代金も膨らまなかったことから、日経平均は方向感が定まらなかった。

日経平均は前日の米株高を受けて、前日比6円高と小幅ながら反発して始まった。しかし直後にマイナス圏に転落し、その後は再びプラスに転じるなど、午前の取引時間の間だけで3つの谷を作るような方向感の定まらない展開。日経平均の高安の値幅は100円以内と、ここ最近と比較して小さめな値動きとなった。ドル/円が102円を割り込んだことや、ウクライナをめぐる情勢不安が上値を抑えたほか、週末で新規の買いが入りにくかった。業種別では精密機器がしっかり、不動産や小売がさえなかった。

東証1部の売買代金は前場で8810億円と少なく、市場エネルギーは乏しい。ここ3日間の売買代金は、活況の目安とされる2兆円を連続で下回っており、薄商いが続いている。市場では「日本株の相場の温度は低く、それは商いの少なさにも表れている。日経平均の下げ幅が小さい割に、値下がり銘柄が多すぎる印象で、地合いとしては悪い状態」(岡三証券・シニアストラテジストの大場敬史氏)と指摘する声も出ている。なお、日経平均の前引けは2円安だったが、値下がり銘柄数は全体の6割を超えている。

個別銘柄ではフォスター電機<6794.T>が大幅下落。27日、2014年3月期の連結純利益予想を従来の48億円から26億円に下方修正し、一転減益の見通しを発表したことが嫌気されている。半面、シティグループ証券が投資評価を「中立」から「買い」に引き上げたソニー<6758.T>や、野村が投資判断を新規「Buy」とした酉島製作所<6363.T>は上昇。一部の好材料銘柄には短期資金が流入している。

東証1部の騰落数は、値上がり510銘柄に対し、値下がりが1110銘柄、変わらずが162銘柄だった。

(梅川崇)

日経平均<.N225>
前場終値 14920.65 -2.46
寄り付き 14929.55
安値/高値 14853.85─14943.65


 東証出来高(万株) 95425
東証売買代金(億円) 8810.80

 

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