日経平均は続落、ウクライナ情勢警戒でリスク回避継続

大引けは前週末49円安の1万4277円

3月17日、東京株式市場で日経平均は続落。写真は3日、東京証券取引所で撮影(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落。ウクライナ南部クリミア半島で16日、ロシア編入の是非を問う住民投票が実施され、欧米とロシアの対立がさらに深まるとの懸念が広がり、リスク回避の売りが先行した。

為替相場の落ち着きなどを背景に、日経平均が一時プラスに転じる場面もあったが、上値は重く、先物主導で売り直されるなど軟調な地合いが続いた。

欧米が対ロシア制裁に踏み切れば、ロシア側の反発も予想されるとして、株式市場では警戒感が強まっている。「期末接近で機関投資家からの押し目買いが入りにくくなっている」(準大手証券)なかで、海外投資家が運用リスクを回避する動きが続き、主力株を中心に軟調に推移した。特に不動産株の下げが目立ち、「日本が脱デフレに向かうという海外勢の見方に変化が生じてきたのではないか。一部の海外ヘッジファンドなどは、日本株のショートポジションを積んでいるようだ」(松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)との声が出ていた。

個別銘柄ではニコン<7731.T>が4日続落。中国中央電視台(CCTV)が15日、番組の中でニコンが同国で欠陥商品を販売しており、製品交換の要請にも応じないなどと批判したことが嫌気された。

半面、ソフトバンク<9984.T>が買われ、日経平均を40円強押し上げた。中国の電子商取引会社アリババ・グループが16日、新規株式公開(IPO)を米国で実施することを決めたと発表。筆頭株主である同社に含み益拡大の思惑が働いた。

東証1部騰落数は、値上がり213銘柄に対し、値下がりが1511銘柄、変わらずが68銘柄だった。

(杉山容俊)

日経平均<.N225>
終値      14277.67 -49.99
寄り付き    14254.32
安値/高値   14203.21─14359.16

TOPIX<.TOPX>
終値       1154.93 -9.77
寄り付き     1158.89
安値/高値    1148.24─1163.85

東証出来高(万株) 199496
東証売買代金(億円) 18680.94
 

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