日経平均は小反落、3月日銀短観が重し

終値は35円安の1万4791円

4月1日、東京株式市場で日経平均は小反落。写真は東京証券取引所。1月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 1日 ロイター] -東京株式市場で日経平均は小反落。米国株高や円安など良好な外部環境を背景に買いが先行したが、3月日銀短観で消費増税後に対する企業の警戒姿勢が明らかになったことなどが重しとなり、下げに転じた。もっとも改善が期待されている米経済指標の発表を控え下値は限られた。

国内に手掛かり材料がないため方向感がつかみづらいという。TOPIXは小幅に続伸した。

寄り前に発表された3月日銀短観の先行き業況判断DIは、大企業製造業、大企業非製造業で大幅に悪化。中小企業の先行きDIも悪化し、消費増税後の国内景気に懸念が広がった。日経平均には前日までの4日続伸の後で利益確定売りが出たほか、期末に行われた評価額を上げるためのドレッシング買いの反動もあったという。

ただ、下押し圧力は乏しく、日経平均は前日終値を挟んでもみ合った。「国内は手掛かり不足なうえ、消費増税の影響を見極めたいとのムードが広がっている。3月後半にかけて推移した株価水準からは切り上がったものの、上値を買う材料は乏しく、当面はボックス圏の動き」(楽天経済研究所シニア・マーケットアナリストの土信田雅之氏)という。

個別銘柄では、北海道電力<9509.T>が大幅安。日本政策投資銀行が資本支援すると一部で報道されたが、収益・財務内容の悪さがあらためて警戒される株価の動きとなった。2014年3月期業績予想を下方修正したカプコン<9697.T>も安い。

半面、エイベックス・グループ・ホールディングス<7860.T>が続伸。31日、スマートフォン(多機能携帯電話)から無料で通話やメールができるアプリ「LINE(ライン)」を運営するLINE(東京・渋谷)と、コンテンツやアーティストを活かしたパートナーシップを行うと発表し、材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり1047銘柄に対し、値下がりが625銘柄、変わらずが126銘柄だった。

(杉山容俊)

日経平均<.N225>
終値      14791.99 -35.84
寄り付き    14870.51
安値/高値   14751.29─14870.51

TOPIX<.TOPX>
終値       1204.25 +1.36
寄り付き     1207.63
安値/高値    1197.58─1208.19

東証出来高(万株) 217234
東証売買代金(億円) 20482.94

 

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