日経平均は続伸、ECB理事会にらみ上値の重さも

前引けは前日終値比130円高の1万5076円

4月3日、前場の東京株式市場で日経平均は続伸した。ドル/円も底堅く推移していることから、東京市場でも買いが先行し、1万5000円を上回って午前の取引を終えた。写真は都内の株価ボード。2月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 3日 ロイター] -前場の東京株式市場で日経平均は続伸した。前日に発表された米経済指標は寒波の影響が和らいでいる兆候を示し、米株が上昇。ドル/円も底堅く推移していることから、東京市場でも買いが先行し、1万5000円を上回って午前の取引を終えた。

一方で、きょう開かれる欧州中央銀行(ECB)の理事会の内容次第では、リスクオフの動きが強まる可能性もあり、積極的に上値を買う展開ではないという。

前日発表された3月のADP民間雇用者数は市場予想を若干下回ったものの19万1000人増加、商務省が発表した2月の製造業新規受注は前月比1.6%増と、市場予想を上回った。寒波の影響が和らぐ兆候が示されたとして、S&P500は終値で連日の最高値更新となった。また、ドル/円も103円台後半で推移しており、日本株にとって追い風となった。

日経平均は寄り付きから1万5000円に乗せると、上げ幅を徐々に拡大。一時140円高まで上昇した。市場では、「米連邦準備理事会(FRB)による低金利政策継続と日銀緩和期待が相場を支えている」(国内証券)との見方が出ていた。

一方で、市場ではきょう予定されているECB理事会に注目が集まっている。アムンディ・ジャパンのシニアストラテジスト、高野雅永氏は「ECBの追加緩和措置に対する期待は高まっており、見送られればリスクオフの動きが強まる可能性がある。円高に傾けば日本株の重しになるだろう」と述べた。また市場では、4日には米雇用統計の発表、週明けには日銀金融政策決定会合を控えていることから、上値は重いと指摘する声も出ていた。

個別銘柄では、コマツ<6301.T>日立建機<6305.T>ファナック<6954.T>など中国関連株が堅調。中国は2日、零細企業向けの減税措置を実施するとともに、鉄道網整備を加速する方針を示し、同国の景気対策への期待が高まった。このほか、シャープ<6753.T>が続伸。一部報道で、同社が年内をめどにスマートフォン(スマホ)に使う液晶パネルの中国への出荷量をほぼ倍に増やすと伝わり、材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり1132銘柄に対し、値下がりが530銘柄、変わらずが138銘柄だった。

日経平均<.N225>
前場終値 15076.46 +130.14
寄り付き 15009.18
安値/高値 14976.36─15086.73

東証出来高(万株) 98940
東証売買代金(億円) 8409.54

(梅川崇)

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